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2012年9月 7日 (金)

問題犬は、必ず治せる!

さて、今回は、前回の予告どおり、「問題犬」との関わり方、治し方について書きたいと思います。

実際、私達がご相談を受ける事例をパターン化すると

①興奮して制御不能になる(まあ、ほとんどが散歩中の「犬との遭遇」がきっかけですね)

②噛む(もちろん、飼い主さんも犬も含みます)

③吠える

といった感じでしょうか。

さて、ここで問題です。

この中で最も簡単に治る問題はどれだと思われますか?

また、最も治しにくい問題はどれだと思われますか?

じらさずに早々に答えを書きますね。

もちろん、私の個人的偏見に満ちた答えだと思っていただいて結構ですが、経験も踏まえた答えですのでその点は評価していただきたいと思います。

さて、最も簡単に治せるのは①です。

理由は、簡単です。

問題の根本が「飼い主さんと犬の関係」にあるからです。

まあ、意地悪く書くなら、飼い主さんが変われば犬も変わるし、飼い主さんが変わらなければ犬も変わらない、ということになるんですけれどもね。

もちろん、犬同士の挨拶の仕方とかは、落ち着いた犬の協力が必要にはなりますが、「興奮して制御不能になる」なんてことは、本当に簡単に治ります。

では、どうすれば治るのか!

ここが肝心ですよね。

犬は元々「寄らば大樹の陰」という資質を持っています。

ですから、飼い主さんが「大樹」になれば、犬は安心して落ち着いた行動をとれるようになります。

飼い主さん自身の「自信」がキーになるんですね。

ですから、私達のリハビリランに来ていただいた際には、「何があっても私達がいるから大丈夫ですからね。とにかく、落ち着いて見守ってあげてください」とお話しますし、余程興奮していない限り、直ぐにリードも外していただきます。

とにかく、飼い主さんに「安心」して、私達管理人に任せてもらうことから始めます。

もちろん、リードを外した瞬間にゴル男達管理犬に吠え掛かったり、噛み付きに行く仔もいました。

でも、それでも、飼い主さんには、ただ、見守ってもらうことから始めます。

「何があっても、決して叱らないでください」ということもお願いします。

そして「問題のある仔」が少しずつ落ち着き始めたら「呼び戻す」ことを始めていただきます。

もちろん、戻ってきたら「誉める」も実践していただきます。

仮に管理犬に噛み付いた後でも、呼んで戻ってくれば誉めて貰います。

一般的に犬は飼い主さんの反応を自分の直前の行動と結び付けると言われています。

ですから、この場合の「誉める」という行為は「飼い主さんの下に戻って来た」ということに結び付きやすいんですね。

もちろん、大興奮で戻ってきても同じです。

やさしく撫でながら、落ち着くように声掛けをして貰います。

これは、家庭内でも同じことですね。

興奮スイッチの切り方を覚えてもらうことになります。

こんなことを繰り返していくと、犬も落ち着いてきますし、飼い主さん自身も自信が持てるようになるんですね。

「何が起きても大丈夫かも知れない」と飼い主さんが思えるようになれば、リハビリは半分以上終了です。

後は日常生活の中で実践して貰うだけです。

簡単に書くなら「何があっても私がいれば大丈夫」ということを分かりやすく愛犬に伝えられるようになれば良いだけですから。

単純にこれを繰り返していただくんですね。

ですから、一回でリハビリ終了という仔もいます。

逆に中々飼い主さんの不安感が拭い去れない場合には時間が掛かります。

でも、問題の根本は、これまで書いて来たとおり単純なことですから、解決方法も簡単なんですね。

もちろん、目茶目茶気が強くて、そう簡単には治せない場合もありますけれどもね。

これには、犬の気質も大いに関係してきますが、あくまでも「例外」だと思っていただいてオッケーですよ。

次に最も治しにくい問題

答えは③です。

原因にもよるんですが、やはり一度覚えてしまった「特技」を止めさせるのは、結構、厄介ですね。

生活環境から直さなければいけない場合もありますから。

でも、原因が特定されている場合には、解決可能な問題でもあります。

例えば、犬とかバイクとかに対して吠えるなんて場合は「原因」が特定されているので解決可能な問題です。

ただ、残念なことに、こんなケースでよく見られるのが飼い主さん自身が吠え掛かることを「強化」してしまっているなんてことなんですね。

お散歩中に出会ったことはありませんか?

犬を見て吠える愛犬のリードをやみくもに引っ張りながら「いけないでしょ!」とか言って騒いでいる方。

これは最悪ですね。

行動の強化をしているだけです。

治し方は①で書いたとおりですが、敢えて加えるなら前回書いた「アイコンタクト」を取りながらすれ違うとか、とにかく先方の仔に意識が向かない努力から始めて欲しいですね。

ゴル男の場合、お散歩中、他の仔達とのすれ違いの際には「待て」をさせました。

先方の仔にはゴル男の臭い嗅ぎは好きなだけさせましたが、ゴル男が相手の仔の臭いを嗅ぐのは許しませんでした。

結果、ゴル男は全く他の仔に興味を示さない犬になってしまいましたけどね。

まあ、これは私の責任、失敗です。

あと「欲求吠え」ですね。

さくらのハウストレーニングを例に挙げてご説明しますね。

さくらをクレートに入れて戸を締めた際、最初の頃はクンクンと鳴き、そしてワンワンと吠えたりしていました。

この際、最悪の対応は「クレートから出す」ですよね。

「吠える」⇒「クレートから出してもらえる」ということを覚えさせてしまいますからね。

最善の策は「無視する」です。

でも、私のようにマンション暮らしで「吠えさせたまま」という訳にもいかない方もいらっしゃると思います。

次善の策は、クレートにくっついて自分の指をしゃぶらせたりして、孤独感を和らげてあげることです。

こうすると取りあえず吠える事は止めます。

そして落ち着いてきたら、じっとしているときに「おやつ」とかをあげるんですね。

そうすると「クレートに入る」⇒「大人しくしている」⇒「おやつがもらえる」⇒「嬉しい」⇒「良い場所」に変化しますから。

これで訓練性能ワースト3のブルドッグでさえ、2週間程度で吠えなくなり、素直にクレートに入るようになりましたから、現在、ハウストレーニングをしているけど上手くいかないなんて方がいらしたら、是非、実践してみてください。

また、さくらの場合、外の音(他の犬の吠える声とか)に反応して吠える事もありました。

私は、その都度首根っこを押さえつけて「いけない!」と厳しく叱りました。

そして、脱力し、興奮が収まったら解放し、お決まりの「呼ぶ」⇒「来たらとにかく誉める」で一連の動きを完結させました。

このやり方は、問題が起きる可能性もありますし、少し難しい点もありますから、決してお薦めする方法ではありませんが、とにかく私は、そうやって吠える事を止めさせることに成功しました。

とにかく、我が家の場合、マンション住まいですから「吠える」ということは、絶対に許されることではないので、対応も厳しくなりますね。

さて、吠えるということを止めさせることで一番厄介なのは、原因が分からないケースがあることなんですね。

飼い主さんですら思い当たる節がない、なんてケースは対処のしようがないですよ。

とにかく、先ずは原因究明からです。

その際、それぞれの仔の性格やら犬種特性とかも考慮すべきだと思います。

中には吠える為に選択育種されてきた仔もいますからね。

特にお留守番時が心配という方もいらっしゃいますよね。

我が家では、さくらのお留守番のときの様子を確認するためにボイスレコーダーを使いました。

サラリーマンの方はお仕事で使ったりすることもあるでしょうから、一度、試されては如何でしょうか?

さて、最後に「噛む」というケースなんですが、これはケースによって解決方法も様々です。

そして「誤解」もされやすい行動です。

まあ、ケースバイケースですし、犬種ということも考慮しなければいけませんし、ここで一般論的に書くのは差し控えさせていただきます。

でも、個々の事例さえ分かれば、解決出来る問題ですから、もしもお困りの方がいらしたら、いつものように「いつでもご連絡下さい」ということですね。

とにかく、全ての問題に共通している解決方法の第一歩は原因を見つけるということです。

原因さえ分かれば、解決方法も決められますからね。

毎度のことですが、かなり、長くなってきました。

今回は、ここまでとさせていただきます。

ということで、次回もまた、何かお役に立つことか、面白いことを書きたいと思いますので、次回もまた、乞う!ご期待!

ちなみに今回もさくらの写真はありません(;´д`)トホホ…

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