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2011年10月27日 (木)

手に負えない犬っているの?

さて、今回は、実際に「リハビリ不能」という仔がいるのかってことを書きますね。

結論から書くと、正しい答えは、残念ながら「いる」ということになります。

でも、もちろん、滅多にいませんし、その理由も限定されたことになるということをご理解下さいね。

遺伝的な要因であったり、病気からくるものであったり、犬の社会化が決定的に不足していたりといった理由がほとんどで、「最初は問題なかったんだけど・・・」なんてケースの仔は、問題なくリハビリ可能ですよ。

もちろん、闘犬としてその攻撃性を強化され、それがしっかりと遺伝されているような仔を「ペット」として一緒に暮らそうとしても、それは「無理なこと」であって「リハビリ」云々のことではないですよ。

国によっては「飼育」そのものが法律で禁止されているくらいですから。

まあ、とにかく「普通の仔」であれば大丈夫です。

ただし、犬種によっては、「吠える」「追う」なんて面を遺伝的に強化されている仔達もいますから、その犬種特性を排除すること自体が難しいケースもあります。

でも、その程度の問題は「手に負えない」というイメージではないですよね。

やはり、「手に負えない」と思われるのは、「全く言うことを聞かない」、「暴れる」、「噛む」といったことなんでしょうね。

ここで、実際に私が経験したケースを書きますね。

ある意味で「手に負えない仔」の話です。

その仔は、以前、私達のリハビリランに来てくれた方と一緒にお見えになりました。

何でも、愛犬を連れてのキャンプ仲間なんだそうです。

犬種は「フレンチ・ブルドッグ」。

男の仔でしたね。

事前に伺っていたお話では、「他の仔達と上手く一緒に過ごす事が出来ないし、人も苦手」という定番の内容でした。

当然、紹介者の仔(この仔もフレンチ・ブルドッグでした)とも、なかなか上手には遊べないということだったので、先ずは、その紹介者の仔をドッグランで自由に遊ばせるためと、リハビリに来た仔のことを知りたかったので、私一人でその仔を連れて、ドッグランから離れた梨畑に行くことにしました。

最初は飼い主さん達の方を振り返ってばかりいましたが、少し経つと私とアイコンタクトを取ってくれるようになったので「お前は良い仔だね~。じゃあ、ご褒美上げよう」と言い、おやつをあげながら、顔やお腹背中などをたっぷりと撫ぜてあげたりして私との触れ合いの時間を作ることに成功しました。

それから、ランに戻り、飼い主さんに「特に問題はなかったですよ。少し遊ばせてあげて下さい」と言い、飼い主さんにリードを渡しました。

「じゃあ、遊ばせてみます。」と飼い主さんがおっしゃったので、私も「そうしてあげてください。」と答え、その仔も楽しそうに遊び始めました。

でも、その様子に違和感を覚えたんですね。

「あっ、リードが付いたままですよ。脚に絡むと危ないから外してあげて下さい」と私が言うと・・・。

飼い主さんから驚くべき真実が語られました。

「実は~私達、首から上に触れないんですよ。」

「えっ、じゃあ、首輪はどうしているんですか?」

「いつも、付けたままです。」

「耳の掃除とかシャンプーは?」

「トリミングに出したり、獣医さんにお願いするんですが、その時にはいつも口輪を付けています。」

私は愕然としました。

さっき、私と梨畑であんなに楽しそうにしていた仔が、そんな暮らしをしているなんて・・・。

ちょっと、信じられませんでしたね。

でも、実際にランで遊んだ後、飼い主さんがその仔を連れて来た時には、既に「変身」していて、私が近づくと唸り始め、手を差し伸べたら噛もうとしました。

原因は・・・

もう、お分かりですよね。

これまでにも何回も書いてきましたから。

そこで私は、飼い主さんにこれまでにその仔にどんな方法でしつけとかトレーニングをしてきたのかを伺いました。

やはり、予想通り、色々なことを試されていました。

いろいろな「しつけ本」も読まれていたようでした。

最終的には、αロール(犬をひっくり返して、犬の背中と自分のお腹を密着させて、後ろから抱きかかえるように拘束する方法ですね)まで試したそうですが、その際に顔に噛み付かれ、そんなこともあって、首から上には触れなくなってしまったそうです。

ついでに書くと、このαロールについては賛否両論があり、犬を落ち着けるのに効果的という意見もあれば、関係を悪化させるという意見もあります。

ただし、少なくとも犬が興奮しているときにはしてはいけないことですけどね。

私の本当に私的な見解ですが、「一発で治せます」的な方法にろくなのはないと思います。

あせらずに、じっくりと愛犬と一緒に問題解決に取り組むべきだと思いますね。

でも、このお宅の場合、首から上を触れないということを除けば、飼い主さんとの関係は非常に良好だそうで、家では何の問題もない、とのことでした。

ちょっと切ないお話ですよね。

その仔とはそれ以来会っていないので、何とも言えないのですが、後日談として「ゴルパパは一体梨畑で何をしたんだろう?犬が変わったんだけど」と知り合いを通じての報告がありました。

もちろん、「良くなった」ということなんですが、どんな変化が起きたのかは分かりません。

でも、ほんの少しの間だったのですが、私と触れ合ったことで「良くなった」のであれば嬉しいですし、飼い主さんにもアドバイスをしたので、そのことがお役に立てたのなら、尚更嬉しいです。

ちょっと、タイトルとはかけ離れた内容になってしまいましたが、基本的に私達の周りには「手に負えない犬」なんていないと思っていただければと思います。

正確には「いる」んですが、一般的には「いない」んですよ。

皆さんのご家庭ではどうでしょうか?

「手に負えない犬はいないけど、手に負えない人間ならいる」って?

それは我が家でも同じですよ。

多分、カミさんにとって私は「手に負えない厄介者」なんでしょうから。

さて、リハビリランに関するお問い合わせ、私へのメッセージやご相談は、このブログへのカキコミかWan‘s LifeHP

http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

なお、ご相談に関するカキコミは非公開とさせていただき、私から直接回答させていただきますから、ご遠慮なくお願いします。

ということで、今回はここまでです。

これからも、お役に立ちそうなことや楽しい話題を書いていきたいと思いますので、次回も、また、乞う、ご期待!

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