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2009年12月 2日 (水)

犬の戸惑い、人の悩み

さて、今回は「犬の戸惑い」、「人の悩み」と題して書きたいと思います。

まあ、ワンコを我が家に迎えたとき、経験豊富な方はともかく「初めて」なんて場合には、結構、考えたり悩んだりしますよね。

そしてプロの方のアドバイスをいただいたり、本屋さんの店頭で情報を得たりして試行錯誤を繰り返したりして愛犬を「我が家の理想の犬」に近づけようとされると思うんですよ。

で、まあ、ほとんどの方は理想と現実のギャップに悩む!ということが定番のような気がします。

違いますかね?

少なくとも私はそうでしたよ。

さらに困ったことにプロの方のアドバイスにも個性があって全く逆のことを言われる方もいますし、本にも同じ事がいえますよね。

私達人間の場合には「情報過多」でかえって「悩み」が多くなったりします。

まあ、この辺のことは多くの方にご賛同いただけると思うのですが、いかがでしょうか?

さて、犬の場合はどうか?というと極論すると私達とは逆に「情報不足」から戸惑ってしまうことが多いと思うんですよね。

少し具体的に書くと犬は人の話す「言葉」が分かりません。

人間社会のルールやそれぞれのご家庭でのルールが分かりません。

だから、私達飼い主がそれらのことを分かり易く時間を掛けて教えてあげないと人間との新しい生活に戸惑うばかりになってしまうんですね。

そして犬の場合には、もう一つ厄介なことが隠れている場合があります。

これまでも何回も書いてきましたが「犬の社会化」が出来ていない、もしくは不足しているなんてこともあるんですよね。

こうなると人との付き合い方、暮らし方以前の問題として「犬付合い」の仕方が分からずに戸惑ってしまうなんてこともあるんですね。

これが私達に寄せられるご相談の多くのパターンなんですね。

さて、ここからが本題です。

今日は比較的簡単に前置きをまとめられましたね。

満足、満足!

では、先ず「犬の戸惑い」について書きますね。

多くの方はテレビとかの映像でご覧になったことがあると思うんですが、ごくごく幼い犬達が母犬の元で一緒にじゃれあっている姿ってありますよね。

ものすごく簡単に書くと「犬の社会化」ってあのことなんですね。

犬は生まれたときから、母犬や兄弟犬との関わりを通じて「犬社会のルール」を学んでいるんですね。

例えば、お互いにじゃれあいながら、軽く噛んだり上になったり下になったりして、遊びとしての「程度」を覚えたりしますし、上下関係のルールを学んだりします。

ところが、これが何らかの事情で経験出来なかったり、不足したりすると「犬の社会化」に失敗するってことになってしまったりするんですね。

とにかく「最初」が肝心なんですよね。

若干、遠回りしましたが、では「社会化に失敗した犬」の場合はどうしたらよいのか?

生涯「犬付合いが出来ない」なんてことになってしまうのでしょうか?

結論を先に書くならば、そんなことはありません。

ただし、「遊び上手」と言われるほどになることは難しいかも知れませんね。

でも、誰とでも「平和に一緒に居られる」というレベルには間違いなくなれますから。

ご安心下さい。

念のために書き加えておきますが、いくら「犬の社会化」が不足していたとしても、通常、愛犬が私達の家庭に来るときには既に2ヶ月から3ヶ月になっているわけですから、私達がどんなに努力しても「犬社会のルール」を教える事は出来ないですよ。

人間の力で対処するには非情に難しい時期になっていますし、既に彼らは「人間」という存在を認識出来ていますから、私達に出来る事は「人と一緒に暮らす術」を教えることに限定されますね。

ですから、こんな場合には、やはり「犬の力」を借りるしかないと思います。

例えば、犬の社会化に失敗した仔でも先住犬が居て、その仔が上手に導いてあげることが出来れば「犬社会のルール」を学ぶ事は十分に可能だと思います。

実際、フレンチブルドッグの多頭飼いのご家庭とかに有り得るケースだと思いますね。

フレンチブルドッグの場合、同胎の仔の数が少なかったり、帝王切開のために母犬が十分に子育てが出来なかったりして、結果的に「犬の社会化」に失敗、若しくは不十分だなんて場合も結構あると思うんですよね。

それを先住犬が補ってくれたりするんですね。

実際、お互いに身体をぶつけ合って走ったり、一つのおもちゃをめぐってじゃれあったりするような遊びをする仔が結構いますよね。

まあ、フレンチブルドッグに限らず、こんなケースはよく見られると思います。

「どうしたら良いの?」といった幼いワンコの「戸惑い」を先住犬が正しい行動を教えてあげることによって解消してくれるんですね。

では、こんな先住犬がいない場合はどうか?

これはもう「落ち着いた仔」の協力を得て、他の見知らぬワンコ達とも同じ場所で何事もなく一緒に過ごせることを教えてもらって、「戸惑い」から来る恐怖心を無くすしかないですね。

犬の行動には「恐怖心」から来るものや「好奇心」から来るものが結構あります。

この気持ちのバランスによって「結果」が違ってくるんですね。

「恐怖心」が勝れば「逃走」「回避」という行動に出ますし、「好奇心」が勝れば対象に近づいたりして、それが犬同士の場合なら上手くすれば他の犬と一緒に走ったり遊んだりすることも考えられます。

ただし、この「恐怖心」と「好奇心」のバランスは一瞬にして変わってしまうんですね。

もっと悪いことに「恐怖心」は一瞬にして「闘争」に変わったりもします。

これもある意味「犬の戸惑い」がベースにあるんですね。

どのように対処して良いか分からないんですよ。

でも、ご安心下さい。

この場合の「犬の戸惑い」は私達が関与することで十分に解決可能ですから。

最初のうちは「私が居れば何があっても大丈夫」ということを分かり易く伝えてあげて、それから自分がちょっかいを出したりしなければ嫌な事は何も起きないということを理解させていくんですね。

整理して書くと「犬同士の遊び方」というのは、犬との関係においてしか学習することは出来ませんから、仮に何らかの事情で社会化に失敗した場合、先住犬が居てその仔がまだ幼い場合には学習し直すことは可能と思だといます。

でも、そんな状況にない場合には「犬っぽく遊ぶ」ということを学習するのは、かなり難しいと言わざるを得ません。

仮に落ち着いた仔達の協力を得たとしても、一緒に走ったり、追いかけっこをする程度にはなりますが、もっとぐちゃぐちゃした「犬っぽい遊び」までは難しいと思います。

犬っぽくじゃれあうということはかなりハードルが高いと思った方が良いと思いますね。

まあ、実際に私がご相談を受けるケースでここまでハードルの高いご相談は今のところ一度もありませんから、特に問題だとは思いませんけどね。

とにかく「家の仔は犬が苦手」なんて方は落ち着いた仔の協力を得たり、ご自身が正しい対処法を教えてあげることで「愛犬の戸惑いをなくす」ことが重要だと思いますよ。

特に大型犬の場合「犬の社会化に失敗している」なんてケースは少なくて、実際には「迷路に迷い込んでる」程度だと思いますから、飼い主さんが正しい対処法を教えてあげたり、方向性を示してあげることで劇的に変わると思いますよ。

多くの場合、未知から来る「恐怖心」を取り除けば何の問題も無くなると思います。

まあ、そのうちに私達のリハビリランでの実際のやり方もご紹介しますからご期待下さいね。

さて、次は「人の悩み」です。

ここまでで、もう既に結構長いですね~。

少し脱線しますが、前回の記事を自分の携帯から見ようと思ったら、なんと35ページもありました。

即座に見るのを止めましたが、今、読んでいただいている方には「感謝、感謝」の気持ちでいっぱいです。

お付き合いいただき、本当にありがとうございます。

ということで、先にお詫びをしておいて本題に戻りますね。

人の場合には犬と違って、いつでも学習可能ですし、考え方の方向転換も簡単に出来ますから問題は少ない・・・なんてことはないんですね。

最初に書いたように「人」の場合には、情報過多から混乱したり、記憶力の良さから過去の出来事に縛られたり、「理想と現実」「本音と建前」といったことで悩む事が結構あると思うんですよね。

まあ、昨日も書いたように「本音と建前」で悩むくらいなら「本音」で行動すれば良いことですし、「理想と現実」のギャップで悩む位なら「現実直視型」に徹すればよいだけのことだと思いますけどね。

それでも私達飼い主は

「こんなはずじゃなかったのに・・・」

「教えてもらったとおりにしているのに・・・」

「この仔のために無理してでも頑張っているのに・・・」

「なんでこの仔は・・・」

なんてことを考え、悩んだりしますよね。

ここで私から「悩めるあなた」にアドバイスを一つ。

先ずは現状を素直に受け入れることから始めるべきだと思いますよ。

でも、決して自分を責める必要はありませんからね。

誰でも通る道なんだ!位に軽く受け止めて下さい。

私がお話する方たちも、皆さん異口同音に「私が駄目飼い主だから・・・」と言われますが、決してそんなことはないんですよね。

真面目な飼い主さんだからこそ、問題を感じ、その解決法を模索して「悩む」んですよ。

犬のことを何も考えない人は「疑問」も感じませんし、たとえ他人に迷惑を掛けたとしても、自分の犬に問題があるとも思いませんから。

もう少し詳しく書きますね。

こんな真面目な飼い主さんの場合、愛犬が一度でも問題を起こしてしまうとそれから離れられなくなってしまうんですね。

ですから「また、やったらどうしよう」という不安感をいつも持っているんですよね。

残念ながら、この飼い主さんの気持ちが余計に愛犬を不安定にしてしまい結果的に同じ間違いを起こし易くしてしまうんですね。

一つ例を挙げて説明しますね。

○前から見知らぬ犬が近づいてきました。

○普段から愛犬が犬付合いが苦手だと思っているあなたは愛犬のリードをしっかりと握りなおし、緊張しながらも、その場でじっと先方の犬が通り過ぎるのを待つことにしました。

○実は以前にも愛犬が見知らぬ犬が近づいて来た時に相手を噛んでしまったことがあるんです。

○愛犬ももじもじとし、落ち着きを失ってきているようです。

○ところが先方の犬の飼い主さんはかなりの犬好きらしく、どんどんこちらの方に近づいてきます。

○先方の犬も楽しげにブンブン尾を振り愛犬に近づいてきました。

○あなたは緊張のあまり固まってしまいましたが愛犬が急に動いたりしないように益々リードを強く引きなおしました。

○先方の飼い主さんは「こんにちは!はじめまして、わんちゃんはなんてお名前ですか?」とかなり親しげに近づいてきました。

○すると同時に先方の仔も愛犬の臭いを嗅ごうと背後から近づいてきました。

○と、その瞬間愛犬が先方の犬を噛んでしましました。

さて、この事例をお読みになってどう思われましたか?

この事件で「有罪」は誰でしょうか?

私が思うには先方の犬好きな飼い主さんの罪が一番重いですね。

とにかく見知らぬ仔に出会って、いきなり近づくのはいけないですよね。

「犬好き」な方は気をつけましょうね。

先方の飼い主さんの意向を確認すべきだし、立ち止まって通過待ちをしているんですから「犬が苦手」くらいは想像できると思うんですがどうでしょうか。

ですから一番罪が重いです。

次は「あなた」ですね。

こんな場合に「あなた」がすべきことは「犬を落ち着かせる」ことであって、決してリードを引いて緊張感を高めることではありません。

元々、犬付合いの仕方が分からないから愛犬は緊張して怯えているんですから、さらに身動き出来ないようにされたのでは、恐怖心から「攻撃」にでるなんてことは十分に考えられるんですよね。

ということで、この事例の当事者の飼い主さんは二人とも同じ位に罪が重いですね。

もちろん、犬達は「無罪」です。

もしも現実にこれに似たような悩みをお持ちの方がいらしたら、とにかく愛犬を安心させて落ち着かせることをしてあげて下さい。

まあ、この辺のこともいつか改めて詳しく書きますね。

また、一般的に多くみられる傾向が「愛犬の本音」を誤解して悩む、なんてケースですが、今回もあまりに長くなってきましたし、飼い主さんの悩みの元についてももう少し掘り下げて書こうと思っていますので、この続きは次回書くことにしますね。

ということで、今回はここまでです。

これからも楽しい話題やお役に立ちそうなことを書きますので、次回もまた

乞う!ご期待!

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡して下さいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をご連絡していただければ助かります。

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wans LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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