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2009年2月 2日 (月)

基本中の基本!

さて、先週は珍しくいくつかの「テクニック」について書きましたが、今週は、少しその背景というか「理論的なこと」について書きますね。

もちろん、具体的な方法も書きますよ。

ということで、今回は基本中の基本、本当に基本的な考え方について書きますね。

これまでも私は「犬は教えられたことは忘れるけど、経験したことは忘れない」と繰り返し書いて来ました。

実際、一度、食卓上の食べ物を分け与えると、繰り返し期待に満ちた眼差しで私達に食べ物を求めるようになりますし、それに比べて「待て」とか「来い」なんて私達が一生懸命「教えた」ことは簡単に忘れてしまいます。

まあ、中にはゴル男のように「聞こえているのに聞こえない振りをする」なんて仔も居るかも知れませんけどね。

真面目な話、犬種による訓練性能の違いもありますが、犬に何かを教えようとする場合には「繰り返し教えること」が基本になりますよね。

時間的にも回数的にも「根気」が必要なことになると思います。

ところが、たった一度だけでも、良くも悪くも犬にとって「印象的な経験」をさせると、これは中々忘れる事はないんですね。

だから「呼び戻し」を教えている最中に「呼び戻して叱る」は絶対にしてはいけない、と言われているんですね。

犬の記憶の中に「嫌な経験」としてインプットされ「飼い主さんに呼ばれて近づくと叱られる」=「嫌な事が起きる」と覚えてしまうことがあるんですね。

こうなると「呼び戻し」を教える以前に、その嫌な記憶を消すための努力をすることが必要になってしまいます。

もちろん、それぞれの仔で個性の違いがありますから、そのことを気にしない仔もいるでしょうし、非常に印象的に覚えてしまう仔もいると思います。

ですから、必ずしも厄介な問題になると言う訳でもないとは思いますが、可能性は排除した方が良いですよね。

次に具体的な事例をあげるならば「体罰」ですね。

特に「頭を手で叩く」なんてことは絶対にしてはいけないですね。

最悪、犬にとってヒトの手は恐ろしい!と思わせてしまう可能性があります。

そんな仔の場合、ヒトが立ったまま近づき手を頭の上にかざした瞬間に顔を背けたり嫌がったりしますし、いきなり噛むなんて仔の話さえ聞いたことがあります。

だから、そういった意味でも犬を叩く、なんてことはしない方が良いですね。

犬にヒトの手は優しく撫ぜてくれる、美味しいおやつを渡してくれる「神の手」だと思わせる方が良いですよね。

少し話がそれますが、犬が何か不都合な行動をとったときに「天罰を与える」という方法がありますよね。

小石を入れたショットボトルを投げつけるなんて方法ですね。

そんな方法の「解説」には必ず「飼い主さんがしたと犬に気付かれないこと」ということが含まれています。

その理由も同じなんですね。

犬に「飼い主さんが自分の痛がることをした」と思わせないようにする必要があるからなんです。

もちろん、これも先程書いたように、それぞれの仔で受け止め方は違うと思いますから、必ずしも犬に誰の仕業かばれてしまっても何の問題もないこともあると思います。

ただ、そうでない可能性もありますよ、ってことなんです。

だから「お友達に協力してもらって」とか「知らん顔をして」とか書いてあるんですよ。

話を戻しますね。

ですから、私達にとって望ましい行動を犬にして欲しいと思ったら、その行動と「良い経験」を同時にさせると良いんですね。

そうすることによって、より犬の記憶に残り易くなりますし、犬自身が望んで行動するようになるんですね。

簡単に書くと私達にとって望ましい行動と「良い経験」を結びつけ、望ましくない行動と「嫌な経験」を結びつけることで、望ましくない行動を排除し、より望ましい行動を強化出来るということになります。

ところが現実に目を移すと圧倒的多数の飼い主さんは愛犬が望ましい行動をしているにも関わらず「良い経験」をさせてあげていないんですね。

皆さんはどうでしょうか?

ここで「経験」が犬に与える影響についてもう少し書きますね。

よく「相性の悪い犬種」ってお話がありますよね。

まあ、私はそんなに大雑把なくくりで問題が起きるとは思いませんが、実際にある特定の犬種の仔に出会うと「やたらと吠える」挙句に「喧嘩」になってしまうなんて話をよく聞きます。

こんな場合の原因を想像するならば、その背景に「過去の経験」があったということになると思うんですよ。

過去に同じ犬種の仔にこっぴどくやられたことがある、なんてことが深く記憶されていて、そのことが警戒心や攻撃的な面を引き出してしまうんだと思います。

少し難しく書くならば、防衛本能が目覚めてしまうということになるんでしょうね。

そして「本能的な行動」というのは制御するのが困難(実際は不可能に近いと思います)なので、結果的に飼い主さんが必死になって止めるしかない!ってなるんですね。

実際、訓練にしろ、トレーニングにしろ、私達に出来ること、すべきことはとにかく「本能を目覚めさせないこと」と言われているくらいですからね。

まあ、こんな仔の傾向を治すためには「脱感作」とか「除感作」と言うんですが、少しずつ「良い経験」を重ねさせて「嫌な経験」の影響を「薄めていく」ことが必要になります。

実際に私達のドッグランでもこの方法を実践していますし、効果的だと思いますよ。

ちなみに何故「薄めていく」と書いたのかというと科学的にはこのような経験は「消せない」と言われているからなんです。

以前、ドッグランデビューのことを書いた際に飼い主さんのすべき事は何があっても「愛犬を守ること」と書きましたが、そんな意味もあるんですね。

とにかく絶対に不用意に「嫌な経験」をさせてはいけないと思いますよ。

あくまでも「嫌な経験」は飼い主さんが意図的にさせないと意味が無いですね。

そして「良い経験」と飼い主さんは常に結びついていると良いですよ。

愛犬との関係作りに役立ちますしね。

まあ、何となく私はそう思っています。

ですから、くどいようですが、未だ飼い主さんとの信頼関係が確立されていない時期に「体罰を与える」なんてことはしない方が良いと思います。

後々の苦労を考えるならば、家具を破壊する程度の可愛いいたずらは許すくらいの気持ちを持った方が、結果的には良いと思いますよ。

さて、ここまで書いて敢えて犬の望ましい行動を強化するために与える「報酬」について書かなかったんですが、次回はこの「報酬」について書いてみたいと思います。

私のようなサラリーマンの場合には「報酬」=「現金」という生々しい答えが即座に出来るんですが、犬の場合には「現金」は意味がないですもんね。

犬にとっての「報酬」とは一体何なのか?ということを書きますね。

ということで、今回はここまでです。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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