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2008年12月18日 (木)

犬のしつけの基本

さて、今回は「犬のしつけの基本」と題して書くことにしよう。

筆者は毎度お馴染みの私、ゴル男である。

きっかけは、我が飼い主♂が先日、本屋さんで立ち読みしたある月間誌の記事に始まる。

奴はその本を読んで、結構カリカリしたようなのだ。

その本には、いろいろな「困りごと」に対する「治し方」が書いてあったようなのだが、全ての対処法が「単発」であって、奴は「こんなことをしても何の解決にもならない!」と怒り心頭のようであった。

そこで今回は「犬のしつけ」について、初歩的なお話を書くことにしたのである。

各ご家庭で犬を迎える時期は、概ね生後2ヶ月から3ヶ月といったところであろう。

私も我が家に来たのは生後2ヶ月半の頃であった。

それまでは、生家を離れ、ペットショップのショーウィンドウ中で過ごしていた。

ただし、いつまで親兄弟と過ごしていたのか、また、どのような環境で暮らしていたのかについての記憶は全く無い。

だから、分からないのである。

当然、我が飼い主夫婦もその辺のことは全く知らない。

多くの場合、ペットショップから愛犬を迎えられた方は概ね同じようなものであろう。

実は、これもその後の生活の中で結構重要な意味を持つ場合があるので、ここで敢えて書かせていただいた。

さて、本題に入ることにしよう。

「犬のしつけ」には重要なポイントが二つある。

先ず第一には「犬のしつけや育て方に『絶対』はない」ということである。

そして、何よりも重要なのは「飼い主さんのリーダーシップ」ということになる。

今回と次回でこの二つをテーマに書かせていただくことにしたい。

そこで今回は「犬のしつけや育て方に『絶対』はない」ということについて書きたいと思う。

何故かと言えば、元々犬は「イエイヌ」としてひとくくりで扱われるのであるが、いまや実に600種類以上の「犬種」が存在しており、多くの場合、それぞれが全く違った目的で選択育種されてきたからである。

ある犬種では、猟犬として「獲物を狩る=仕留める」という行動を強化されていたりする。

また、ある犬種では同じ猟犬であっても「獲物を狩る」のではなく人が仕留めた「獲物を回収する」という行動を強化されていたりするのである。

イングリッシュ・ブルドッグに至っては「牛いじめ」のために「体形」までもが人の手によって変えられてしまっている。

当然、我が仲間(フレンチ・ブルドッグ)にも同じ特徴が見られる。

花の世界で例えるなら、他の犬種は「ソメイヨシノ」で我々は「山桜」である。

普通、桜は、花が咲いた後から葉が出て来るのだが、山桜は、葉と花がほとんど同時に開く。

だから、我々の顔は「山桜」と同じで「ハナとハ」が同じ位出ているという意味で同じなのである。

またもや話がそれてしまった。

前述のように「ヒト」は意図的に様々な特徴を持った犬種を作り上げて来た。

当然に生得的な特徴も違っており、行動パターンも違って当たり前なのだ。

「知能レベル」も違っている。

まあ、「知能レベル」については、我が飼い主♂が11月28日「フレブルの知能」11月29日「フレブル誕生の謎」で犬種別ランキングと解説を載せているのでそちらをお読みいただきたい。

人はそんな「個性を持った犬達」を作ったのである。

つまり、身体の大きさも知能も行動パターンも生得的に違った「犬」を作り上げて来たのである。

それにそれぞれの仔による「個性の違い」も加わってくるわけであるから、ごく基本的なことを除けば「何かを教える」という方法も違ってきて当然なのである。

少しだけ例を書こう。

私も含め、ペットショップ育ちの犬は自分が小用を足したシートの上で寝ることに馴れてしまっている。

だが、多くのしつけ本には「犬は綺麗好きだから、寝床とトイレは区別します。だから、犬用トイレは違った場所に作りましょう」と書いてある。

この内容は間違いなく正しいと思う。

だが、前述の私のような育ち方をしている場合には、たとえ望ましくない環境でも「馴れてしまう」こともあるのだ。

だから、私は我が家に来た頃には、我が飼い主達がマニュアル通りにサークルを設置し、ベッドとトイレを別に設置したにも関わらず、小用を足したトイレシートの上で寝ていた。

まあ、災い転じて福と成すというか、このことの我が家のサークル撤去の一因となったのだから、私的には良いことではあったと思うのだが、飼い主達にとっては悲しい出来事であったろう。

だが、飼い主さんの中にはこのありふれた事実を過度に真剣に受け止め「家の仔、変じゃない?」とさえ考え込んでしまう方もいるのだ。

次に誤解を与え易いことが「犬は散歩が大好き」という記述である。

もちろん、知能レベルが高く、運動能力も高い犬種の仔にろくに運動もさせずにサークルの中で一日中寝ていることを望むのも無理であろう。

だが、私ならば「一日中寝ている」などということは朝飯前である。

特に暑い日、寒い日、雨の日などには散歩などには行きたくもない。

実際、たとえ、散歩に出たとしても私に自由な時間などほんのわずかしかない。

ただのお供状態がほとんどである。

日本ではノーリードの環境が認めれているのは、ドッグランとかほんのわずかな場所でしかない。

常にリードを着けられ、自由にマーキングをさせてもらえる訳でもなく、誰が「大好き」になるのだろうか?

そうは言っても、実は私も散歩は「大好き」である。

前述のような天候を除けば、一時間でも二時間でも歩いていたい。

その理由は何か?

やっぱり、外は気持ちいい!

ほんのわずかな時間とはいえ、周囲の匂いを嗅ぐことも出来るし、新たな出会いがあるのも楽しみである。

つまり、散歩に対して犬が楽しさを見出すことが出来れば、仮にそれが人間的にはどんなに些細なことであっても、犬にとって楽しければ「散歩大好き」となるのである。

基本的に我々「犬」は素直なのである。

人間のように余分なことは考えない。

楽しいことは素直に楽しむだけなのであり、楽しいことは何でも「大好き」なのである。

だから、家に迎えたばかりの仔が外に出ることを怯えたり嫌がったりすることは当然なのだ。

理由は簡単、散歩の楽しさを未だ知らないからである。

先ずは、散歩を楽しいことと思えるようにしてあげて欲しいのだ。

これと同じようなことが「犬付き合い」にも言える。

よく「犬は犬同士の遊びが大好きです。他の仔とも積極的に遊ばせましょう」と書いてある。

これも正しい。

だが、これもごく幼い頃に他の仔に手ひどくやられたりすると、その後の犬との接し方に影響が出てしまう。

極端な場合、犬を恐れるようになってしまうのだ。

結果的に「恐怖からくる攻撃性」というやっかいなものを抱えてしまうこともある。

特に我々フレブルの場合「犬の社会化」が不十分であったりする仔が多いので、いきなりオフ会などに参加して、わけも分からずに「追い掛け回される」などという経験をさせて欲しくはないのだ。

犬同士の遊びでいう「追いかけっこ」とは双方が立場を変えて追い合うからこそ「遊び」として楽しめるのであって、一方的に追われる立場にされてばかりで楽しいはずなどないではないか。

人間も鬼ごっこをしていて、毎回毎回「鬼」になってしまう子は最後には泣きながら帰宅するなどということが起きてしまうと思うのだがどうであろうか?

あれと同じである。

だから、飼い主さんが十分に配慮しなければいけないことだと思う。

やはり「ご学友」はきちんと選ばないといけないのである。

何点か「しつけ本」に対していちゃもんとも言えるようなことを書いてきたが、もちろん「しつけ本」に書いてある内容は基本的には「正しい」と思う。

本による違いも、以前は「誉めて育てる系」と「厳しく叱って育てる系」があったと思うが、現在では「誉めて育てる」に統一されていると思う。

違うのは方法論であって、どんな「しつけ本」にも、ごくごく当たり前のことが書いてある。

基本的には、犬の習性をヒトとの暮らしの中で都合よく利用する方法が書いてあるだけである。

だから、間違いはないと思う。

問題があるとするならば、犬種特性やそれぞれの仔の個性を配慮した記述があまりにも少ないということだろうか。

何かを「教える」にしても、それぞれの仔の性格や特徴によって変えてよいと思うし、また、変えなければいけない場合もあると思う。

その辺を全く考慮せずに「この方法で教えれば大丈夫」などというのは、はなはだ無責任だと思うのだ。

人間の子育てと同じだと思うのだがどうだろうか?

やはり、それぞれご家庭にそれぞれの育児方針が存在し、子供の性格や好みまでも考慮して育てていくと思うのだがどうであろうか?

犬のしつけを多くの方が失敗するダイエットと一緒にしては欲しくないのだ。

やり直すのは大変な労力を要するものだ。

出来ることならば、一度で済ましたいのは、犬もヒトも同じだと思う。

多分、皆さんも同じ想いを抱かれていると思うのだが如何であろうか?

最後に我が飼い主♂の好きな言葉を書いておこう。

「見て、触れて、一緒に遊ぶ」

これが基本だと思う。

その中で様々な人との暮らしのルールを分かりやすく教えていけば良いのだと思うが如何であろうか。

さて、今回も長くなってしまった。

この続きは次回書かせてもらおう。

次回は、もっとも重要なこと「犬は上位の者に従う」ということについて「リーダーシップとは?」と題して書きたいと思う。

ということで、最後に我が飼い主♂からのメッセージを載せて終わらせていただくことにする。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

次回もまたゴル男が何かお役に立ちそうなことを書くと思います。

ということで、次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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