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2008年12月24日 (水)

犬とサラリーマン

さて、今回は「犬とサラリーマン」と題して書くことにしよう。

何やら意味不明なタイトルであるが、これは先日、我が飼い主♂がドッグランで他の飼い主さんとの雑談の中で言った言葉である。

あっ、申し遅れました。

今回もまた、私ゴル男が担当するので、よろしく!

早速であるが、本題に入ろう。

奴が実際に言ったことは次の通りである。

『犬と飼い主さんの上下関係、いわゆる「服従」ってやつなんだけど、「それじゃ犬が可哀想」みたいに言ったりする方がいるでしょう。

でも、犬にしてみればそんなことは全く無いんですよ。

犬を生活の安定したサラリーマンみたいに気楽にしてあげるって考えた方がいいんですよね。

だって、自営業の社長さんは全てのことを自分で決めて自分で責任を負わないといけないんだから、精神的な重圧って大変でしょ。

だから、家では「犬」をサラリーマンにしてあげて「気楽な稼業」って雰囲気にしてあげることが大切なんですよ。』

ざっと、こんな感じのことを言っていた。

「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ!」という植木等の歌を先方の方がご存知だったかどうかは定かではないが、こればかりは私も全く同感である。

私は向学心に富み、勤勉な犬ではあるが、出来ることならば楽をして生きたい。

我が飼い主家族を引っ張って生きていきたい!などとは全く考えたこともない。

第一、我が生涯をあのやっかいな飼い主♂の面倒を見ることに費やすなどと想像しただけでもうんざりである。

一見大人しく見える我が家のαについては、よくもあんな意味不明な行動ばかりする奴と30年も付き合っていられるものだと関心するばかりである。

本当にαの忍耐力には敬意を表すしかない。

だから、私は我が家の「リーダー」になりたいなどとは一度も考えたことがない。

もちろん、中には出世欲に富んだ犬もいるとは思うが、所詮我々犬には毎日の食餌を自ら調達しようなどといった意欲はない。

あったとしても放浪の身となった犬が必要に迫られて「ごみ漁り」をする程度であろう。

一般に言う「拾い喰い」などということは、単なる好奇心とせいぜい意地汚さからすることであり、決して「意味ある行動」ではないのだ。

子供の泥んこ遊びと大差ない。

しなくても一向に差し支えのない行動なのだ。

前述のとおり、確かに出世欲に富んだ犬はいるし、少し難しく書けば「支配性の強い犬」ということになるのだろう。

以前に流行った言葉を使えば「αシンドローム」ということになるのだろうが、これとて遠い我がご先祖様の「狼」と比べればどうということではない。

「狼」の場合、用意周到な計画であったり、実力行使の結果だったりして新たな者が「α」の座を獲得する。

場合によっては、再起不能になるほどの激しい戦いがあったりするのである。

よくテレビ番組などで自然界で「群れ」としての生活を営む生き物の生態について「群れ」はボス=αを中心にして生活している程度の内容は放送されていると思うが、実際にはそれ以上の「きまり」がある。

「α」と下位の者との差は「ヒト」が想像している以上に大きいのだ。

「狼」の場合、αにその存在を否定された下位の狼はその群れの中に留まることさえ許されず、結果的に「死の危険」に直面することさえある。

αに殺されるか、群れを出て一匹狼になるしかなくなってしまうのである。

「狼」の場合、群れで狩りをし、生きていくうえでの糧を得ているのだから、一匹狼になってしまえば、すぐさま「食糧難」に直面してしまうことになる。

つまり、群れでの生活は、狼の場合「生死」に直結している。

だから、そのような事態に陥らないために下位の狼は「α」に対して「絶対服従」するのである。

「α」以外の者にはマーキングさえ許されないし、食べるのも常に「α」の残り物である。

「α」のご機嫌を損ねれば、常に厳しい制裁が待っているし、単に「α」がご機嫌斜めの時の八つ当たりさえ耐えなければならないのである。

この辺は超ワンマン社長の下で働くサラリーマンと大差ないかも知れない。

ちなみに「狼」の場合、群れには最上位である「α」から最下位である「Ω」まで、全ての個体に順位がある。

そして繁殖時期である春先が近づくとこの順位を巡って激しい闘争が繰り返されるのだ。

この辺もサラリーマン社会における「春の人事異動」と似ているかもしれない。

「出世」すれば権限が大きくなり、肩で風を切って歩くようになるだろうし「降格」ともなれば肩身の狭い思いをするのである。

「ヒト」も「狼」も全く一緒に思えるのだがどうであろうか?

さらに「狼のα」の場合には、もっと厳しい現実があり「α」の地位から陥落し、なおかつ群れに留まって生活する狼の場合、その地位は最下位の「Ω」まで陥落してしまうこともあるのだ。

「代表取締役社長」が引退して「非常勤取締役」や「顧問」に留まるのではなく一気に「アルバイト」になってしまうのだ。

どちらかとい言うと、同じ「会社」であっても、ファミリー経営の中小企業と同じかも知れない。

「α」の交代=経営権を巡る親族間の争いに近いのだろう。

会社の実権を奪われてしまえば、会社を去るしかないだろうし、残る場合にも何の権限も無く、肩身の狭い思いをすることになってしまうのだろう。

また、退社したらしたで、日々の生活のために「アルバイト」でも何でもして働くしかなくなってしまうのかも知れない。

元従業員は、羽振りのよさそうな「新代表取締役社長」へと全員がなびいていくのだろう。

「社員」が自分の家庭の「今の生活」を守るためには、どんなに「新代表取締役社長」を嫌っていようが、全く尊敬できない人物であろうが、とにかく「会社に残る」しか選択肢はないのだ。

あとのことはそれから考えるしかない。

「狼」の場合には、これが一つの群れの中で起きるのである。

先程来の記述をお読みいただければ想像できると思うのだが、狼の場合の繁殖は同じ群れの中で行われ「♀のα」のみが出産する。

ちなみに既にご存知かも知れないが、群れには♂♀それぞれにαが存在する。

つまり、その辺を考慮すれば、新たに群れの統廃合がなければ、一つの群れには♀のαが生んだ仔しか存在しないのである。

結果、群れのメンバーは全員が親兄弟で「近親者」となる。

こう書いてみると、やはり「狼の群れ」と「中小企業の同族会社」は似ている気がしてならない。

争いも激しいはずである。

話がかなり遠回りしてしまったが、果たしてそのような厳しい社会で暮らしている「狼」と「イエイヌ」が同じと言えるのだろうか?

そんなことは決してない!

我々「イエイヌ」はもっと大らかに暮らしている。

いくら「支配性が強い性格」だからといっても「生死をかけて」飼い主さんと「α」の座を巡って戦おうなどと思っている仔など絶対に存在しない。

だとしたら、何故、お気に入りの場所に飼い主さんが近づいたら「唸る」とか、最悪「噛み付く」などという仔がいるのであろうか?

理由は簡単、飼い主さんから許されてきたことを良いことに単に調子に乗っているだけなのである。

この調子に乗っていることが許されないことだと分かれば犬はちゃんと自分の地位を確認することが出来るのだ。

この辺は「狼の群れ社会」と同じだと考えていただきたい。

直ぐに「その地位」に馴染むのである。

我々「イエイヌ」は賢く、順応性にも優れている。

ヒト社会に例えるならば、偉大な創業者の下で一従業員でとして、きちんと指示に従って働くことにより、正当な評価をされ、より多くの報酬を得ることが何よりも「良いことだ」と思うのである。

この生活を「良し」とするのが「イエイヌ」なのである。

第一「α稼業」は疲れるのだ。

自分の「縄張り」も守らなければいけないし、下位の者の行動も監視しなければならない。

当然に気性だって以前にも増して激しくならざるを得ない訳である。

そうは思えないだろうか?

だから、飼い主さんが偉大なリーダーとなって「何でもこい、私達の任せればいいんだよ」と分かりやすく伝えてあげさえすれば、犬には何の問題も起きないのである。

心置きなく「のん気なサラリーマン稼業」に馴染むのである。

皆さんにも、是非、愛犬にのん気な生活環境を作って欲しいのだ。

さて、今回も長くなったので、この辺で終わらせていただくことにしよう。

ということで、最後に我が飼い主♂からのメッセージを載せて終わらせていただくことにする。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

次回もまたゴル男が何かお役に立ちそうなことを書くと思います。

ということで、次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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