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2008年11月16日 (日)

13日のTVから

さて、今回は少し日が経ってしまいましたが、13日のテレビ番組からの話題です。

ご覧になった方も多いかも知れませんが、一つは夕方のニュース番組の中の特集コーナー、もう一つは夜の番組で「駄目犬のしつけ」です。

ニュース番組の方は、飼い主に見捨てられた犬や猫が「殺処分」される現実を捉えたもので、これまでにも放送されたことのある内容でした。

元飼い主の一方的な言い分を集約すると「飼いきれないから・・・」ということになるのでしょうが、私的に納得出来る内容では無かったですね。

私はテレビ番組ばかりではなく、そんな仔達を救おうとされている方達の本もかなり読みましたし、死にゆく仔達の写真を集めた本を拝見したこともあります。

正直、涙が溢れました。

そしてそんな本で紹介されている犬や猫を「捨てに来た人」の言い分が「予期せぬ出産で数が増えて・・・」「転勤先では動物が飼えないから・・・」「親父が飼っていたんだけど親父が死んだから・・・」「言うことを聞かなくて手に負えないから・・・」という内容で、決して「突然の理由」「どうしようもなかったこと」ではなかったことを覚えています。

私はここでその人達を非難するつもりはありませんが、理由とも言えないような理由や決して防げない原因ではないことで30万以上の仔達が葬りさられる現実には苛立ちを覚えます。

何故?何故?何故なんだ!って気持ちです。

結局は単に「飼い主の都合」なんですね。

同じ日の夜に今度は「手に負えない仔達」が一流の訓練士さんやトレーナーさんによって「見事に生まれ変わる」という番組が放送されました。

番組の内容は私の予想通りで「治しのテクニック」が披露されただけで、ここでも私の「何故」は解決されませんでした。

犬の問題行動の「目に見える結果だけを治すこと」は実は結構簡単なことです。

でも、その原因まで探って治さないと同じような問題を繰り返すことは目に見えているんですよね。

以前NHKのBSで「さすらいのドッグトレーナー」という番組が放送されました。

この中では実際にシーザー・ミランというドッグトレーナーが犬の問題行動を治すんですが、この番組の面白かった点は「その後を放送した」ということなんですね。

シーザー・ミランによって問題が無くなった筈の犬をしばらく期間をあけて再訪して、どうなっているのかを確認したんですね。

結果、中には元に戻ってしまっていた、なんて仔もいました。

理由は、飼い主さんがシーザー・ミランの表面的な行動を模倣していただけで、本質的な部分を学んでいなかったことにあったと思います。

ここが肝心なんですね。

テクニックのみを真似ても本質を理解していないと「次の問題に対処出来ない」なんてことが起きてしまったりするんです。

ちなみに、これまでにも「駄目犬のしつけ」については、色々な専門家が登場して「技」を競って来ました。

その中に番組名物とも言える「スパルタ女王」と呼ばれる方がいらして「犬に厳しい、怖い女性」という印象を持たれた方も多いと思うんですが、実は私はこれまでに登場したどんな「専門家」の方よりもこの「スパルタ女王」に犬に対する優しさを感じるんですね。

理由は「しつけの方法」が一番基本的で、かつ犬に過度にストレスを与えない方法だからです。

例えば「何かを止めさせようとするとき」あの方は必ず低い声で、ゆっくりと『いけない』と言いますよね。

これは犬に声を掛けるときの基本中の基本とされていることです。

行動を抑制しようとする時には「低い声でゆっくりと」逆に積極的に行動を促がすときや誉めるときには「高い声」が犬に伝えやすい方法とされています。

犬の行動を思い浮かべれば、音の高低を使い分ける理由は直ぐにわかりますよね。

犬は相手に警告を与えるときには「低い音でゆっくりと唸ります」また、はしゃぐときには「高い声でキャンキャンと吠えます」ものね。

音の高低や調子を使い分ける理由はここにあります。

つまり、犬にとって「意図が伝わり易い」からなんですね。

ここで少し問題行動を治すテクニックについて書きますね。

最初は天罰方式です。

天罰方式の場合、その仔の苦手なものや好ましくない結果を意図的に与えることで問題行動を治そうとします。

例えば「爆発音や金属音」が苦手な仔に対してその音を聞かせる=苦痛と犬の行動を結び付けて「してはいけないこと」を教えたりします。

でも、例えばカミナリや花火の音でパニックになるような仔の場合、この方法をとってしまうと益々カミナリや花火の音が苦手になる恐れがあります。

実際、このような「音響シャイ」の仔の治し方として「小さな音を聞かせることから始めて、徐々に苦手な音に馴れさせる」という方法を取る位ですからね。

ここでこんな天罰を与えてしまったら台無しですよね。

ですから天罰方式はすごく難しいし、正直、私の好きな方法ではありません。

次に犬を拘束して撫ぜ続けるという方法で服従を入れ、その後の指示に簡単に従うようにする方法について書きますね。

例えば幼い子供をしっかりと抱きし待て頭を撫ぜ続ければどうなると思いますか?

そんなことを続けられたら、自由になりたくなるだろうし、頭を撫ぜ続けられる苦痛も相当なものでしょうから、多分、泣き叫ぶでしょうね。

「もう、やめてよ!」って暴れるかもしれません。

でも、この方法をとられた犬にそんなことは許されません。

犬に「拘束しながら撫ぜ続ける」という強いストレスを与え続けることで「自分に従うこと」を教え込む方法ですからね。

見た目には非常に「犬に優しい方法」かも知れませんが、かなり強いストレスを与えることになると思いますね。

ちなみに犬はストレスを感じながら何かを学習するということは科学的に立証されているので、方法論としては「天罰方式」も「撫ぜ続けること」も何れも理論的には正しい方法だと思います。

でも、私は好きではありません。

そんなテクニックに頼るよりも「問題の本質を探り、その問題を解決する方法」をとるのが一番だと思いますね。

多少、時間は掛かるのかも知れませんが、愛犬との「絆」を深めることにもなりますし、是非とも「原因を探ること」から始めて欲しいですね。

効率の良さばかりを求めないで根本から解決することを選んで欲しいです。

もちろん、飼い主さん次第ですけれどもね。

今回の二つの番組を見て私が思ったことは「捨てる」も「きちんと育てる」も結局は飼い主さん次第なんだよなあ~ってことです。

どんな場合であっても、結局は「飼い主さんが諦めてしまえば、犬には悲惨な運命しか残されない」ってことなんですよね。

飼い主さんが育てることことを諦めてしまえば「処分される」のかも知れませんし、しつけを放棄されれば「生涯自由を奪われた犬」として過ごす事になるのかも知れません。

何れの場合も「悲惨」ですよね。

実は、私は50歳を過ぎるまで筋金入りの「犬嫌い」でした。

でも、私はそんな犬嫌い時代にも「犬を処分しても良い」とか「つなぎっぱなしで良い」などとは思いませんでしたよ。

私に実害さえなければ、動物は自由に生きてこそ!と考えていましたしね。

実際、犬や猫の命は私達の手に委ねられています。

今、私が仲間達と一緒にWan's LifeというNPO法人を立ち上げて「リハビリドッグラン」なるものをやっているのも、少しでも多くの飼い主さんに「犬との楽しい暮らし」を思い出して欲しいからなんです。

どんな「問題犬を抱える方」でも最初にお家に迎えた頃は一緒に遊んだりして楽しかった筈です。

たまたま、今は「猛犬」というような状態になってしまっているのかも知れませんが、皆元は「可愛い仔」だった筈です。

そのことを思い出していただけるように「飼い主さんの応援団」をやっているんですね。

私達の願いは一つ、犬と飼い主さんに生涯一緒に楽しく暮らして欲しいんですね。

それだけなんです。

何も出来なくても、どんなにいたずらっ子でも一緒に暮らして楽しければ、全然構わないじゃないですか。

私はそう思っています。

さて、今回は珍しく力んでしまいましたが、これで終わります。

また、このような話題については、機会をみて書かせてもらいますね。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回もまた、何か面白い話題やお役に立ちそうなことを書きますね。

次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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