犬仲間の輪
前回、私達のドッグランや活動の目的について書きましたが、今回は、そんな活動の輪を大きく出来れば、という私の「夢」について書きますね。
題して「犬仲間の輪」です。
現在、ドッグランの運営は私と「葉月家」「バルトパパ」で頑張ってやっています。
もちろん、訪れてくれる方達にも設営や後片付けとかのお手伝いをしていただいているので、以前と比べ、今はかなり楽になって来ていますけれどもね。
でも、私が広げたい「犬仲間の輪」というのは、そういったことばかりではなくて、私達の活動の趣旨を広めるために活動していただける方達を増やしたいということなんです。
もちろん、現在、愛犬に関する悩みを抱えている方や問題を治すために通っていただいている方達には愛犬との関係作りに専念していただきたいと思っていますよ。
でも、私達のドッグランを純粋に楽しめるようになったら、前回も書いたとおり、メッセンジャーでも悩める飼い主さんの応援団にでもなっていただければと思っているんです。
前回も少しだけ書きましたが、そんな「輪」を少しでも広められたらと願っています。
これが私の「夢」なんですが、実現するのはかなり難しい状況で、まあ「フリーズ」してるって感じかな?
理由は単純明解なことなんですが、解決するのは難しい!って問題です。
簡単に書きますね。
私達のドッグランに通って来てくれている方は全員が「元問題犬」か「現在リハビリ中の仔」の飼い主さんばかりで、単に遊びの為だけに来る方は皆無です。
もちろん、今の私達のドッグランは犬の抱える問題解決の為の「リハビリラン」ですから、現状では私もそんな方には他のドッグランに行っていただくようにお願いするつもりですけどね。
話を戻します。
つまり、来場者全員がきちんとした問題意識を持った方達なので、決して「今日も愛犬と一緒に楽しむぞ!」っていう感じばかりではないんですね。
来場時には、皆さん必ず明確な「目標」とともに「結果」に対する何らかの不安を抱えていらっしゃるようです。
問題は、これが「継続」しちゃうんですね。
実際にどんなに愛犬が成長して、ドッグランでの動きが変わって来ても、なかなか「自信」が持てないんですよ。
犬が生き物である以上「完璧な犬」などというのは有り得ない訳で、いつまで経っても多少の問題は起きるものだと考えるべきなんですが、なかなかそんな風に考えられる方はいないようです。
こんな時にこそ、よく「本」に書いてある「犬の知能はヒトに例えるなら3歳児程度」という言葉を思い出して欲しいと思うんですよね。
ヒトも3歳位では、結構目茶苦茶ないたずらもしますし、仲良く遊んでいると思ったら、何時の間にか喧嘩をしているなんてことも珍しくないと思います。
いくら言っても、親の言うことを聞かないなんて時もありますよね。
私は犬も同じだと考えていただきたいんです。
くどいようですが「完璧なヒト」がいないように「完璧な犬」なんていないんですから。
まあ、そうは言っても「元問題犬の飼い主さん」は、そう簡単には「問題犬」だった頃のトラウマから抜け出せないんですね。
多分、それだけ過去に嫌な経験を重ねられて来たんだと思いますが私達のドッグランに来てくれる時にもかなりの緊張感を持たれているような気がします。
「今日は何も問題を起こさないと良いな」とか「管理人さんに注意されるようなことをしないかな」と思っている方さえいらっしゃると思います。
でも、そんな飼い主さんの「不安感や緊張感」は必ず愛犬にも伝わります。
そして多くの場合、悪い予感は当たってしまうものなんですよ。
結果、何か不都合なことが起きてしまうと、それがたとえどんなに些細なことでも飼い主さんにとってはかなり大きな痛手となってしまったりするんですね。
「何故なんだろう?」「何故、あんなことをしたんだろう?」etc
そしてまた「不安感や緊張感」を持つことになって・・・
これが私のよく書くところの「負の連鎖」ですね。
ですから、何としてもこの「負の連鎖」は断ち切らなければいけないんです。
でも、私もこれを確実に払拭していただくには、かなりの時間が掛かる場合もあるってことは理解しているつもりです。
簡単に言えば、理屈じゃないんですね。
基本「心の問題」ですし、そう思えるかどうかの問題ですから、こればかりは、どんなに本を読んでも、どんなに犬に関する知識を身につけても、例の柔道の金メダリストではありませんが「屁のつっぱりにもなりません」。
「家の仔はもう大丈夫なんだ」と確信出来るかどうかだけの問題ですからね。
大体「完璧な犬」を求めるなら、ロボットしかないということを皆さんも頭では十分に理解されているんですよね。
ですから、私はとにかく楽しむこと、そして楽しみながら愛犬の行動を正しい方向に導いていただけるようにと繰り返しお話するようにしています。
飼い主さんには、ほんの少しだけアドバイスするようにして、後は犬達と遊んでばかりいます。
もちろん、何か尋ねられればお答えもしますし、基本的なテクニックや理論はご説明していますけどね。
とにかく、細かな理屈やテクニックよりも、先ずは「楽しむこと」から始めていただくことが一番だと思っていますし、飼い主さんには「良い結果」だけを持ち帰っていただいて、次回につなげて欲しいと思っています。
でも、たとえ、仮に他の仔とトラブルを起こしてしまったとしても、そんなことは決して「気にすることではない」ということを確実にお伝えしなければいけないと思っています。
犬同士のトラブルは「お互い様」なんです。
飼い主さんの指示に従わなかったことを叱るのは一向に構いませんが、他の仔とトラブルを起こしたり、喧嘩をしたからといって叱ることは間違っていると思いますよ。
「叱る」よりも「遊ぶ」を心掛けるべきだと思いますね。
これ以上は書きませんが「叱った効果」を得るのは非常に難しいんですね。
ですから、私は皆さんに素直に楽しんでいただけるような環境作りにも気を付けているつもりです。
前回も書いたように、私達のドッグランの目的は、犬との暮らしの楽しさを再認識していただくことが一番なんですからね。
実際、ある程度、私達のドッグランに通っていただければどんな仔の問題も確実に改善されますし、目に見えて「犬が変わる」ことも少なくありません。
ところが、先程も書いたように飼い主さんの意識が簡単に変わることはありません。
気持ちの問題さえ克服していただければ、何が起きても大丈夫になれるんですが、これがなかなか上手く行かないんですね。
残念な事に私達のドッグランでは、飼い主さんの不安も完全に拭い去れたと言えるケースは未だにありません。
まあ、これには私が反省すべき点も多くて、これまで「口の出し過ぎ」ってことが多かったような気がしています。
実際、私が口を出したり、犬達の動きを制したりすることを繰り返してしまうと、一緒に飼い主さん達の動きも制することになってしまったりするんですよね。
極端な場合、飼い主さん自身が固まってしまったり、常に私の意見や動きを気にされてしまうこともあるように感じます。
ですから、私がそんなことをしていては、何時まで経っても「飼い主さんのリハビリ」は終わらなくなってしまうんですよね。
特に「卒業生」の皆さんについては、もっと、楽しむ事を強調すべきだったと思って素直に反省しています。
もちろん、今はそんな姿勢は改めていますけどね。
ですから、今は「楽しみながら頑張る」ということを意識的に強調するようにしています。
皆さんに単純に楽しんでいただけるようになれば、何が起きても混乱することはないでしょうし、ドッグランの運営もそんな方達の協力を得てやっていけると思っているんですよ。
実際、私も決して若くはないので、より多くの方達にドッグランの運営に参加していただければすごく助かるんですよね。
そして、現在の管理人が不在の時でも皆さんでドッグランを開けるようになったら良いなあと思っています。
そうなれば、もっと開催日も増やせるでしょうし、結果的に「犬との暮らしの楽しさ」をより多くの悩める飼い主さんに再認識していただけると思うんですよ。
今はそのために頑張っていると言っても過言ではないと思います。
とにかく私達の活動に必要なのは「指導者」ではなくて「応援団」なんです。
「理論や技術」は私達管理人にお任せいただいて、先ずは「一緒に楽しむ応援団」になっていただける方が一人でも多くなればと思っています。
大体、愛犬の間違った行動を正し、経験不足を補って望ましい方向に導くのは飼い主さんのすべきことであって、決して私達管理人を含めた「他人」がすべきことではないと思うんですよね。
私達管理人は、そのための環境を整えたり、アドバイスや応援をしているだけなんです。
もちろん、私もそのために必要な知識を得たり、経験を重ねるための努力はしています。
でも、あくまでも応援団に過ぎません。
決して「プロ」ではないのですから。
そんな「素人の輪」の力を発揮したいと思っているだけです。
このブログを読んでいただいている皆さんにも共感いただければ嬉しいのですが如何でしょうか?
さて、今回はこれで終わります。
もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。
特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!
出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。
ということで、次回は、また、今回の続きで「ドッグランの仕事」と題して書きますね。
次回もまた、乞う、ご期待!
さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeのHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。
私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。
何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。
力になりますよ!


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