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2008年11月26日 (水)

ドッグランの変身!?

さて、今回は前回の続きです。

まあ、様々な手順を踏んで実際に「犬と飼い主さんのリハビリ」をやっているんですが、私達のドッグランも以前と比べゲストの数も増えてきたので、ちょっと状況が変わってきたんですね。

今回は、そのことを書きます。

題して「ドッグランの変身!?」です。

具体的に書きますね。

私達が本格的に「リハビリドッグラン」を始めた頃には、ゲストは大体一組か二組だったので私達管理人もほぼマンツーマンで対応出来ました。

こんな余裕のある状況ですと、管理人も一頭の仔に対して複数の人間で対応出来ますから、かなりきめ細かにリハビリのスケジュールとかも決められたんですね。

当然、トラブルを未然に防ぐことも十分に可能でした。

ところが、最近のドッグランでは、ゲストが多くてとても終日マンツーマンという訳にはいかなくなって来ているんですね。

もちろん、管理人で工夫をして対応させていただいてますから、何の問題もありませんが、実際にお話できる時間は確実に短くなっていると思います。

実際には、皆さんの到着時間に若干のずれがありますから、その都度、お家での様子とか特に変化はなかったかとかお話を伺うことは十分に出来ます。

単純に終日、お話をしながらリハビリに取り組むことが難しくなっているという意味なんですね。

まあ、実際に愛犬の問題を治すのは「飼い主さん」ですし、私達の関与は極力少ない方が良いと思っていますから、この状態が必ずしも悪いとは思っていません。

ただ、一番の問題は、「問題を抱える仔」の数が「管理犬」よりも遥かに多くなって来ているということなんです。

以前は、犬の数も常に「管理犬」の方が多い状態でした。

ですから「問題を抱える仔」が突っかかっていく対象もほぼ「管理犬」に限られていたんですね。

結果的に、どんなに吠えようが噛み付こうが「大喧嘩」は起きませんでした。

取りあえず引き離してしまえば「管理犬」はそれ以上の反応はしませんし、直ぐに何事もなかったように振舞ってくれますから、私達もある程度の余裕を持って見守ることが出来たんですね。

こんなことを繰り返すうちに「犬付き合いの苦手な仔」に対して「自分が何もしなければ嫌なことは何も起きない」ということを教えられたんですね。

ここが一番の違いです。

現状では「犬付き合いの苦手な仔」が複数いるので、自分から突っかかって行くばかりではなくて、突っかかられる場合もあります。

ですから、以前とは逆に「何もしなくとも嫌なことは起きる」ということを学習する可能性さえあるんですね。

それに加え、経験差も大きく「管理犬」「卒業生」「もうすぐ卒業」「今や常連」「リハビリ途上」「新入生」と本当に様々なレベルの仔が集まっていますから、それぞれの仔によって反応の仕方もバラバラです。

性格も違いますし、体重も8kg台から30kg台、年齢も0歳児から12歳までと本当に色々な仔達が来てくれています。

それだけ様々なことが起き易い状況になっていることに間違いはありません。

ですから、その分、私達管理人の責任は重大ということになるんですね。

正直、結構しんどい時もありますが、まあ、嬉しい悲鳴といった感じでしょうか。

でも、じゃあ、この状態、環境が悪いのか?というと私は必ずしもそんなことはないと思っています。

当たり前のことですが、私達も「悪い状況」だと思えば、当然「改善」に向けた努力をしますしね。

何故しないのか?

理由は簡単、つまり「良い点」もあるってことなんです。

まさしく「何処に行っても大丈夫」ということを目指すには絶好の環境でしょ!?

でも、それぞれの仔で確実に経験差はありますから「我慢」の出来る範囲も当然違ってきます。

訳も分からずにいきなり突っかかられて即座に「反撃」する仔もいますし、ひたすら「我慢する」「逃げる」「避ける」という仔もいます。

「犬付き合いが苦手な仔」にとっては、まさにあらゆるタイプ仔の反応が経験出来る状況になっていると思います。

特にフレブルの場合には「絶好の環境」とも言えると思います。

何度も書いて恐縮ですがフレブルのように「犬の社会化」が不十分な仔達には良い環境だと思いますね。

とにかく同じ空間に「色々な仔」が一緒にいる訳ですから、不足している「犬同士の付き合い」を良くも悪くも経験出来ますから。

この「経験」というのは大きいと思いますよ。

それも「ヒト」の見守る中で経験出来るんですからね。

それともう一つの利点があります。

それは私達管理人の関与が少なくなることで、結果的に「飼い主さんの自主性」が強まるということです。

以前にも書きましたが、私達管理人が率先して動いて「犬のリハビリ」に取り組んでしまうと、飼い主さんが「固まって動けなくなる」という傾向が出やすいんですね。

管理犬も同じなんですが、誰かが動けば、誰かが動かなくなる、というのは私達のドッグランの定番です。

もちろん、犬の動きやしぐさを見て「犬の気持ち」を飼い主さんにご説明したりすることはあります。

余談ですが、飼い主さんの中には「愛犬の気持ち」を誤解されている方も結構いらっしゃいます。

「臆病な仔」なのか「支配的な仔」なのかとか「攻撃的」なのかそうでないのかなんてことを誤解されている方は多いですね。

そこは、やはりリハビリの基本的な部分ですから、正しい解釈の仕方をお教えすることになります。

そんなお話をしながら、動き方や注意の仕方を実際に私達が動いてお見せしたりします。

そんな私達の動き方を見て「あれなら私にも出来る」と思っていただくことが重要なんです。

ここで不安感を払拭していただければ、もう「鬼に金棒」ですよね。

ですから、私達の手が足りないという現実を前向きに捉えるならば、それだけ「飼い主さんの自立を促がせる」と考えています。

私的には今の程度の混雑ならば「大歓迎」という感じですね。

それにこの状況はいくら「卒業生」を輩出しても続くことでしょうし、また、続かなければ私達の活動そのものが出来ない、ということになってしまいますからね。

まさしく「理想的な状況」と言えると思います。

ただし「新入生」の皆さんには、確実にハードルは高くなっていると思います。

でも、このような環境を「ゼロからの再出発の場」と前向きに捉えていただければ、最高の結果を得られると思うんですよ。

ですから、新入生の飼い主さんには願っても無い環境と思っていただきたいですね。

ただし、当然のことですがこのような状況が悪い影響を与える恐れのある仔達もいます。

先程も書いたように私達のドッグランには様々な「経験差」のある仔達が来てくれています。

もっと、のんびりとした環境の中でリハビリを重ね、ある程度落ち着いてきた仔にとっては、カルチャーショックに似た影響を与える恐れがあるんですね。

これまでのリハビリで「自分が何もしなければ、嫌なことは何も起きない」「犬同士の交流は平和で楽しい」と思い始めて来た仔にすれば、先程書いたような問題が起きるんですから「あれれ、何か変だな?」って気持ちになるかも知れません。

「ドッグラン」=「犬同士の楽しい交流の場」とは言えない「結果」も起きてしまいますからね。

人間社会に例えれば「素行不良の仔にからまれてばかり」みたいな状況が起きる可能性もあります。

以前、若手格闘家の方にお話を伺ったことがあるんですが、世の中には「プロの格闘家」にわざと「喧嘩を売る若者」がいるそうです。

愚か者でしょ!?

でも、そんな時の「格闘家」は何をされても「我慢するしかない」とのことでした。

本当に気の毒ですよね。

でも、実は、私達のドッグランでもこれと同じようなことが起きてしまうんです。

色々なレベルの仔達が同じ空間に入り混じると、こんなことも起きてしまうんですね。

単純にドッグランに遊びに行った筈なのに「我慢する修行」をしてきたなんてことが起きる可能性があります。

誘い方も遊び方もよく分からない仔達が一緒にいる訳ですから、落ち着き始めた仔にとっては「迷惑な状態?」になりますよね。

まあ、ここから先は「飼い主さんの判断」になるんですが「そうは言っても我慢をさせることを教えたい」と思われるなら、練習するには格好の場所になります。

でも「良い経験だけをさせたい」と思われるなら、避けた方が良い場所だと思います。

皆さんはどう思われますか?

私の考えはこれまでに書いて来たように、私達と同様な考えを持っていただけたらと願っていますから、是非「前者」の判断をしていただきたいですね。

実際「どこかに出掛ける」ということを前提に考えるならば、どんな仔に出会うかなんて分からないですよね。

大方の飼い主さんはたとえ噛まれたとしても、決して反撃して欲しくないと思われていますよね。

「究極の選択」では常に「加害者」よりも「被害者」を選ばれると思います。

であるとするならば、敢えてそんな「リハビリに参加する意味がある」と思うんですがどうでしょうか?

「噛まれても反撃せずに、じっと我慢をする」なんて愛犬の姿は「感激の涙」が出るほど素晴らしいですよ。

何と言っても私達のドッグランの仔達は全員が「問題児」だったんですからね。

そこまで行けばもう「管理犬」です。

私は多くの仔が先ずは「卒業」を目指し、卒業後には「管理犬」を目指していただければと思います。

そんな仔達の活躍の場は何も私達のドッグランばかりではありませんよね。

愛犬が「犬付き合いが苦手」ということで悩まれている飼い主さんは沢山いらっしゃいます。

皆さんの周囲にも結構いらっしゃるんではないでしょうか?

私達のドッグランのOB、OGがこれまでにも何回か書いたように私はそんな「悩める飼い主さん」に向けての「メッセンジャー」や「応援団」になっていただきたいと願っています。

そんなレベルを目指そうと思っていただけるのなら、そのかわり愛犬との家での時間はこれまで以上に大切にしていただきたいですね。

何と言っても、愛犬にとって「ドッグラン=遊び場」という単純な場所とは限らなくなるかも知れませんからね。

愛犬にとっては「厳しい修行の場」または「仕事場」になるかも知れません。

とにかく愛犬との「絆」を大切にしていただきたいですね。

ということで、ドッグランシリーズは、今回で一応終了します。

毎度のことですが、長くなってすいません。

最後までお読みいただいたことを心の底から感謝申しあげます。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回からは、また、何か新しいシリーズを書きますね。

次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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