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2008年11月20日 (木)

夢のドッグラン

今回は「夢のドッグラン」と題して、私達が今ボランティア活動をしているドッグランの「これまで」と私なりの「夢」を少しだけ書きたいと思います。

同じような活動をしたいと思われている方には是非お読み頂ければと思います。

私の「夢」を語る前に、先ずはドッグランを始めた「きっかけ」から書きますね。

少し長くなりますが、勘弁して下さいね。

先日(11月16日「13日のTVから」)も書きましたが、残念ながら、現在の日本では殺処分される犬や猫の数は30万頭にも及んでいます。

このような現実があることは、私自身、ゴル男を迎える以前から知っていました。

その頃の私は「筋金入りの犬嫌い」でしたが「でも、殺すことはないだろ」とは思っていました。

実際、ゴル男を我が家に迎え、奴との生活は想像とは全く違い、かなり大変だったのですが、それでも愛犬を手放す方の気持ちは全く理解出来ませんでした。

それどころか、ゴル男に対する愛情は日を重ねるごとに増すばかりでしたね。

ですから「愛犬」という存在だった仔を「殺処分」という現実を知りながらも手放す方の感覚は全く理解は出来ないものでした。

でも、当時の私は若干の現実逃避もあって「そんな人もいるのかな」程度に受け止めるようにしていました。

まあ、世の中にはそんな人もいるんだな程度に思い、明らかに「少数派」と思っていたんですね。

でも、テレビやネット上で紹介される「ブリーダー崩壊」という記事を見ると、必ず「数十頭の犬や猫が・・・」という書き出しで始まっていて、何となく腑に落ちない数字が頭に浮かびました。

私は考え、そして非常に単純な事実に気付きました。

日本に「ブリーダー」や「ペットショップ」何軒あるのかは知りませんが、仮にその中の一割が毎年「崩壊」したとしても、それにしても実際に「処分」される仔の数に比べれば明らかに少ないだろうと思うようになったんですね。

では、何故「処分される仔達」が後を絶たないのか?

30万にも及ぶ仔達が処分されるのか?

明らかに「少数派」ではあるものの「少数」とは言えない程の数の「飼い主さんの都合」が原因ですよね。

そしてそんな方達を責めることは簡単だと思います。

でも、それだけでは問題は間違いなく改善されません。

私はそんな悲劇的なことを防ぐために「自分に何か出来ることはないのかなあ?」と考えるようになっていたんですね。

「里親」になるにしても、当時の我が家には「ゴル男」という「猛獣」がいましたし、マンション住いという制約もありました。

そして何よりも問題なのは、私自身が「犬に関して超初心者」でゴル男だけで手一杯の我が家では、とても新たな仔を迎える状況にありませんでした。

私は里子に迎えられた仔が事前に詳細な説明を受け里親となった方から、わずか一週間で「手に負えないから」という理由で戻されるという現実に直面したことがあります。

私自身、一経験者として言えば、確かに「犬」と暮らすのは大変だと思います。

自分の行動に制約も出てきますし、24時間体制の「育児」が始まる訳ですから、50歳を超えた私にとっても、かなりハードな状況であったことに間違いはありません。

当然「しつけ」に悩み、毎日が「何故なんだろう?どうすれば良くなるんだろう?」の繰り返しでした。

書店に行っては「しつけ本」を買い、粘り強さのかけらも持ち合わせていない私は次から次へと「本」を買いあさりました。

本当に「ダイエット本」と同じでしたね。

なるべく簡単で即効性のありそうな本を探し回りました。

でも、答えはそこには無かったですね。

振り返って見れば、そんな時間があるなら、もっとゴル男との暮らしを楽しむ事に時間を掛ければ良かったのにと思います。

まあ、そんな私でしたが、ゴル男もごく普通に落ち着いてきた頃、馴染みのドッグカフェのオーナーから「俺もバックアップするから、常連さん達でNPO法人を作って、現実に困っている飼い主さん達の手助けをしたら」という提案があったんですね。

私や「はづうづ親父さん」の他にも賛同者が居て、そこから始まったのが「NPO法人 Wan's Life」です。

まあ、設立はしたものの、実際には何をしたら良いのかも分からず、活動と言っても、一部のメンバーが小学校の訪問とかをしている程度でした。

その後も様々な紆余曲折があり、いつの間にかメンバーも一人減り二人減り、最終的に残ったのは「はづうづ家」と私の二家族だけ。

いよいよどうしようか?と思い始めた頃にゴル男が「椎間板ヘルニア」で下半身不随になってしまいました。

これは幸いにも一時的なもので、今は元気に回復していますが、それでも「爆弾を抱えた状態」に変わりは無いので、私としては何とかゴル男に「良い環境で体力作りをさせて上げたい」と思い、無償で休耕地をお借りし、自力で作ったのが今の「ドッグラン」なんです。

非常に前置きが長くなりましたが、きっかけはそんな感じでした。

でも、先程も書いたように「Wan's Life」の設立の趣旨は「現実に困っている飼い主さん達の手助けをする」ということですから、私達がプライベートで楽しむ場所を作ったところで、単なる「贅沢」「自己満足」に過ぎない訳で、ここでやはり原点に戻った活動をしようとなったんですね。

この頃になると私自身の考え方もはっきりしていて「自分に出来る手助け=一緒に楽しむ事」と思うようになっていたんですね。

少なくとも、愛犬と楽しめるようになれば「手に負えない」という理由で「手放す方」はいなくなると思っていました。

この考えは今でも変わっていません。

例えば「やたら吠える」という理由で近隣からの苦情にさらされる状況が続けば犬との暮らしを楽しめなくなるのは当然でしょう。

愛犬との暮らしが「苦痛」となってしまうかも知れません。

散歩に出れば他の人や犬に吠え掛かり、最悪「噛んでしまった」なんて経験をされれば、今後の犬との暮らしが不安になり自信を失うこともあるかも知れません。

実際「大型犬が人を襲い最悪の結果」なんて記事も見掛けますから、程度の違いこそあれ、強い不安感に襲われても不思議はないですよね。

愛犬と一緒に「ドッグカフェ」や「ドッグラン」に行きたい、将来は「旅行」に行きたいと夢見ていたのに、何処に行ってもトラブルばかりではとても「楽しい生活」を夢見る余裕も無くなるかも知れません。

もちろん「犬との暮らし」の楽しみは「お出掛け」ばかりではありませんが、飼い主さんの気持ちの張りを失わせる要因であることは間違いないと思います。

ここに私達が飼い主さんを応援する「ワケ」があるんですね。

ですから、今、私達のドッグランでは積極的に「問題犬」と言われる仔達を受け入れ「問題解決」に飼い主さんと一緒に全力で取り組んでいます。

そしてそのことが、当初、ゴル男や身体を痛めた仔のリハビリの為のドッグランであったものが、今では違った意味での「リハビリラン」と言われるようになった所以です。

そして最後に私自身がそんな活動をすべきだと考えた一番の理由を書きますね。

実際、ほとんどの方は「犬との楽しい暮らしを夢見て犬を迎えた」と思うんです。

でも、残念ながら、時間の経過と共に犬との生活の大変さばかりを意識するようになって、その楽しい夢を忘れてしまっている可能性があると思うんですよ。

ですから、私の描く理想は

①私達が悩める飼い主さんの愛犬の問題改善に協力することで「犬との暮らしが楽しい」と再認識してもらえる。

②次にはそんな方がメッセンジャーとなり「犬との暮らしは決して難行苦行ではないんですよ。楽しいことなんですよ」と周囲の悩める飼い主さんに伝えてもらえる。

③次第にそんな方達が困っている飼い主さんの力強い応援団となってもらえる。

④最終的には「飼い主さんの都合」で処分されるという悲劇的な状況をほんのわずかでも改善出来るようになる。

そんなことを夢見ています。

そして今のドッグランから、今後もそんな私達の考え方を発信し続けたいと思っています。

ですから、私達のドッグランは「犬と一緒に楽しむ事」が最大のテーマなんです。

毎回、必ず犬と一緒にBBQもやります。

ドッグランの中にある「柿」「みかん」「金柑」も犬と一緒に食べます。

悩める飼い主さんに「愛犬と一緒に楽しむ場所」を提供したいと考えています。

もちろん、素直に楽しんでいただく為には、問題となる愛犬の行動を治すことは必要ですが、それでも「楽しむ事」を忘れないようにしています。

そして私達のドッグランに限らず、そんな活動の輪が少しずつでも広がって行くことで「手に負えない」と理由で愛犬を手放す方が減ってくれればと願っています。

私は私達のドッグランにそんな「夢」を託して、これからも頑張って行きたいと思っています。

さて、今回もまた長くなりましたね。

この続きは、また、次回書きたいと思います。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

特に大型犬や中型犬の方、大歓迎ですよ!

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回は、また、今回の続きで「犬仲間の輪」と題して書きますね。

次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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