フォト
2014年1月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ

« 犬の判断、人の指導 | トップページ | 雨の散歩 »

2008年10月 3日 (金)

犬の我慢、人の我慢

さて、今回は、「犬の我慢、人の我慢」と題して書きますね。

「家の仔は何も我慢しないですよ~。やりたい放題ですから」なんて方もいらっしゃるかも知れませんが、果たして実際にそうなんでしょうか?

私は「違う」と思いますよ。

私達と一緒に暮らす事は、犬達にとっては、かなり不自由な生活を強いることになっているとは思いませんか?

私達が決めた「場所」で用を済まさなければならないし、寝る場所も、食事の時間や場所も、散歩の時間も行き先までもが、私達に決められています。

そこにあるのは私達「飼い主の都合」で「犬の都合」はほとんど無視されますよね。

「しつけ」の最中には、敢えて犬の都合を無視するなんてことも多いですよね。

私は、そんな生活を強いられている中でも私達を慕ってくれる犬って素晴らしいなあ~って思ったり、犬と人との暮らしの歴史を感じたりしますね。

前回、「犬の判断、人の指導」でも書きましたが、人の都合で犬の判断を変えさせるなんてことも日常茶飯事ですよね。

愛犬にどんな行動を望みますか?と聞かれたら、多分、圧倒的多数の方が「吠えないこと」「噛まないこと」を上げると思います。

私も同じです。

でも、少し考えて見て下さい。

犬の積極的な意思表示の方法はなんでしょうか?

犬は「吠えること」で先方に威嚇警告し、「闘争(つまり噛んだりの喧嘩ですね)」を回避しようとします。

でも、私達は「吠えないこと」を望みます。

結果、闘争回避ための有効な手段を犬から取り上げてしまうことになりますよね。

ある本に私の好きな犬「バセンジ」のことを次のように書いてありました。

「ほとんど吠えない。ただし、何の前触れもなく突然噛む」

実際にこうだったら、これは困りますよね。

そこで前回の続きのようなことを書きますが、「人の指導」が必要なんですよね。

散歩中に見知らぬ仔に出会ったら、とにかく飼い主の側を離れないこと、そして飼い主さん同士の判断で「ご挨拶をさせるか否かを決める」、そして犬はその判断に従う。

これが普通でしょうね。

とにかく相手のあることですから、こちらサイドの一方的な判断では不味いですものね。

そしてこの際に自分の愛犬には、例え見知らぬ仔でも警戒したり、威嚇する必要のないことも教えなければいけませんね。

先方が「威嚇」してきたら、愛犬がどんなに先方の仔に関心があろうとも、また、反撃したい気持ちも抑えて、速やかにその場を立ち去る必要もあるかも知れません。

人の判断に従って、愛犬に我慢をさせる、それが穏やかな散歩を続ける「こつ」かも知れませんね。

では、ドッグランではどうでしょうか?

普通、ドッグランでは皆ノーリードです。

たとえ、飼い主さん同士が「あの仔とはやばそうだな」と思ってもそう簡単に危険回避は出来ませんね。

ここで管理人の必要性が出てくるんですね。

私はこれまでも「ドッグランには管理人が必要」と繰り返し書いて来ましたが、一歩間違えば、ドッグランは「無法地帯」になってしまう恐れがあります。

中には自分の犬の「強さ」を見せるためにドッグランに来ているとしか思えないような飼い主もいると聞いたことがあります。

それじゃあ困りますよね。

ですから、私達のドッグランでは基本的に初めての仔には私達管理人が担当を決めて対応することにしています。

飼い主さんからは最初にお話を伺いますが、その後のドッグランでの行動は私達の指示に従ってもらうようにしています。

あとは「我慢」もしてもらいます。

極力、犬同士の関係は犬同士で学びあうようにさせています。

その役割は「管理犬」や「卒業生」がやってくれます。

でも、誰でも自分の愛犬が他の仔にたとえ教育的指導とはいえ、がっちりホールドされたりするのを見るのは楽しいものではありませんよね。

でも、必要であれば、他の仔のそんな行動も容認しますし、管理人が押さえつけることもあります。

だから、飼い主さんの我慢が必要になるんですね。

「うちの仔はご挨拶はおろか、ワンコが近づいただけで吠えるんです」なんて飼い主さんにすれば、ドッグランの中で「好奇心」に駆られて近づいて来る仔は全員が脅威です。

今後の展開が不安で固まってしまう方がほとんどだと思います。

そして、そんな飼い主さんの不安は必ず愛犬に伝わります。

そんな気持ちの飼い主さんのどんな声も確実に「愛犬の緊張感」を高めてしまいます。

だから、そんな時が私達管理人の出番なんですね。

私達が側にいることで「安心感」を与えてあげることが出来ますから。

先ずは「飼い主さん」に落ち着いていただくことからです。

実際、これが何よりも重要で、何よりも難しいことかも知れませんが・・・。

とにかく、ここから始めます。

そして私達が飼い主さんと協力して、興奮気味の仔を落ち着かせてあげることに専念します。

そうやって少しずつ私達のドッグランの雰囲気や他の仔達に馴れてきたら、なるべく自由に行動させてあげるようにします。

もちろん、事故は未然に防ぐように注意はしますが、後は飼い主さんにお任せし、私達管理人も少しずつ離れた場所から見守るようにします。

私達のドッグランに来る仔は全員が「犬が苦手だった」又は「犬が苦手」な仔達です。

ですから、すれ違う際にもちょっとした緊張感が走ることもありますし、実際に軽いトラブルや軽度の怪我をすることもあります。

でも、私達は決して意味のない喧嘩はさせません。

たまにトラブルとなった仔同士に「決着をつけさせること」を推奨する意見を聞きますが、それはお互いの「上下関係」の決着を付けさせるだけで、実力が伯仲していれば大怪我をする可能性も高いです。

犬同士の付き合い方を覚えるのには何の役にも立ちません。

群れで暮らすならともかく、たまに会う全ての仔といちいちそんな事をさせることは不可能だし、全く必要はないですよね。

私達が許すのは、ちょっとしたはずみで始まるトラブル程度までです。

それも「犬の状態」を見て判断しますから、未然に防ぐ努力をしたり、ある程度は許したりもします。

そこで、また飼い主さんに再度「我慢」をしてもらう必要性が出て来ます。

小さなトラブルや軽度の怪我はお互い様です。

結果的に「加害者」になろうと「被害者」になろうと、「やっぱり、うちの仔は無理」という気持ちを抑えてもらう必要があるんですね。

他の仔と同じ空間で何事もなく過ごせるようになるためには、他の仔達と一緒に過ごす経験をすることが不可欠です。

ですから、ここで飼い主さんにも頑張ってもらう必要があります。

でも、こんな経験を繰り返しているうちに次第に何事もなく「すれ違うこと」も出来るようになりますし、「犬同士のご挨拶」も出来るようになります。

経験を積む段階で、仮に両者の間に緊張が走り、フリーズしてしまったら、その時にはお互いの飼い主さんが「呼び戻す」なんてことで緊張を解けば良いんです。

ある時は「犬同士の判断に任せ」、また、ある時には「飼い主さんの判断で引き離す」なんてことをすれば良いんですね。

とにかく、経験を重ねることで、少しずつでも必ず「良い方向」には向かうと思いますよ。

確かに、犬にも好き嫌い、相性の良し悪しというのがあるのかも知れませんが、たとえ「虫が好かない相手」でも一緒に同じ空間にいる、なんてことは人間社会では日常茶飯事です。

ですから、その点は犬にも理解してもらう必要がありますよね。

結果、問題を抱える仔を治す場合には、犬にも飼い主さんにも「我慢」が必要になるんですね。

まあ、我慢という点で考えるならば、決して「犬が苦手な仔」ばかりではなくて、何の問題もない、なんて仔でも我慢は必要ですよね。

先程も書きましたが、相手のある場合には愛犬に「好奇心を満たすこと」を我慢させなければいけない、なんてことも起きますからね。

さて、皆さんの愛犬はどうでしょうか?

今回も、また、また、長くなりましたね。

この辺で終わることにします。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回もまた、何か面白い話題やお役に立ちそうなことを書きますね。

次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

« 犬の判断、人の指導 | トップページ | 雨の散歩 »

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 犬の判断、人の指導 | トップページ | 雨の散歩 »

ゴル男の仲間達