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2008年9月22日 (月)

犬の叱り方は難しい?!

さて、今回は「犬の叱り方は難しい?!」と題して、これまで何回も私が書いてきた「叱るのは難しい」ということを具体的に書いてみたいと思います。(まあ、本当は叱ることと同じ、若しくはそれ以上に誉めることも難しいんですけどね。)

早速ですが、具体的な事例を書きますから、皆さんも少し考えて下さいね。

ある飼い主さんの日常生活での出来事だと思って下さい。

<事例>

ゴル子さんは、ご夫婦で可愛いフレブルのバルド君と楽しく暮らしています。

共働き家庭なので、バルド君は毎日お留守番なんですが、特段の問題も無く、大人しくいつも帰宅時間の早いゴル子さんを待っています。

ゴル子さんもそんなバルド君を可愛がり、帰宅時には必ず、バルド君の大好きなボール遊びを一緒にするのが自分自身の楽しみでもありました。

でも、今日は残業で少し遅くなり、急いで帰ろうとしていたところ、パパからのメールでいつもよりも帰宅が早いことが分かりました。

ゴル子さんは「今日はパパの好きなビーフカレーにしよう!」と思い、スーパーで食材を買い揃え、バルド君の待つ我が家へ急ぎました。

帰宅後、「夕食の支度をしてから、遊んであげるからね」といつものようにボールをくわえ、きちんとお座りをして待っているバルド君に言い聞かせ、とにかく台所へ直行。

普段からバルド君には「台所は立ち入り禁止だよ」と言い聞かせていたせいか、バルド君も台所の入り口から中の様子は見ているものの、入ってくる素振りは見せませんでした。

ゴル子さんは「そこで待っててね。危ないからママの側に来ちゃ駄目よ!」とバルド君に声を掛け、早速、牛肉を炒め始めました。

すると突然、下の方からガサガサと音がしたので、足元を見てみると、何とバルド君がレジ袋の中にあった玉ねぎをくわえ、ゴル子さんの足元でお座りをして、じっとこちらを見上げているではないですか!

ゴル子さんはバルド君を見て驚き、直ぐに玉ねぎを取り上げ、バルド君を厳しく叱り、台所から居間へと追い立てました。

ビーフカレーを作り終え、バルド君の側へ向かおうとしたゴル子さんは居間で寂しそうに座っている彼の姿を見て、落ち込んでしまいました。

「あ~あ、私って駄目親かも・・・」

さて、ここまでが<事例>です。

ちなみに「バルド」はゴル男の正式な名前ですよ。

皆さんはどう思われますか?

この場合、ゴル子さんがバルド君を叱るのは当然ですよね。

この際、「叱るタイミング」とかは色々あるかも知れませんが、叱る事自体、他に選択肢はありませんから、誰でも叱りますよね。

でも、叱った効果はどうでしょうか?

微妙ですよね。

何と言っても犬からみて「何を叱られたのか」が分かりにくいですよね。

また、少なくとも「しつけ本」に書かれている観点からすると効果は期待薄ということになると思いますね。(私は必ずしもそうは思いませんけど・・・)

理由を具体的に書きますね。

事例のバルド君は普段の決め事を守らなかったんですから「叱られる要因」はいくつもあります。

  ①立ち入りが禁止されている台所に入った

  ②「待て」と言われたのに待たなかった

  ③レジ袋に頭を入れた

  ④レジ袋の中身をくわえた(特に玉ねぎはやばいでよね)

  ⑤危険だから来るな!と言われたのにゴル子さんの側に行った

まあ、こんなところでしょうか。

多分、ゴル子さんにすれば「玉ねぎをくわえた」という命に関わることを一番に考えたと思いますよね。

でも、叱った効果を考えるならば、このうちのどれかと「叱られた事」が結びついてくれればオッケーですよね。

叱った効果はあった、と考えるべきでしょうね。

実際、ゴル子さんがバルド君の行動の中の何を叱りたかったのかは、これだけの要因があるとはっきりしませんから仕方ないですよね。

ここで一つ考えて欲しいことがあるんですが、「しつけ本」には「愛犬が悪いことをしたら、直ぐに叱れ!そうしないと効果はない」と書かれていたりしますよね。

そう考えると少し事情は違ってくるかも知れませんよ。

この点を確かめるために、ゴル子さんがバルド君を叱った時点から遡って、直近三つのバルド君の行動を書いてみますね。

  ①ゴル子さんの側に行った

  ②お座りをした

  ③ゴル子さんを見上げた

順番はともかく、直近のバルド君の行動は間違いなくこの三つになります。

でも、多分、この三つの行動は、普段は必ず「誉められる」ことですよね。

飼い主さんの前にきちんと座り、じっとアイコンタクトを求めることに何の問題も無い筈なんですから。

この三つの項目だけをみると「叱る」必要はないですし、バルド君にしても何故叱られたのか理解し難いかも知れませんよね。

だから、しつけ本的に言えば、この場合、正しくバルド君に何故叱られたのかを伝えるのは非常に難しい、ということになります。

下手をするとこの三つの行為のどれかで「叱られた」と思い込む心配があるって事になりますよね。

「可能性」という点から考えれば、そんなこともあると思います。

同じ事をしたのに、ある時には「誉められ」、また、ある時には「叱られる」そんな事になったら犬は何をすれば良いのか混乱してしまいますよね。

「だから、犬を叱ることは難しい!」

というほど問題は単純ではないんです。

ここまでは、私達「飼い主側からの想像」なんですね。

実際には、その他にも「犬の受け止め方」が考えられるんですよ。

では、この<事例>を犬の立場から想像してみますね。

もちろん、私もバルド君が自分の行動が原因で「叱られた」と受け止める可能性が一番大きいと思っていますし、実際にそうだと思います。

ここから先は、そのことを踏まえて読んで下さいね。

仮に「自分の行動が原因で叱られた」とバルド君が考えてくれるなら、私達にも理解しやすいですよね。

でも、犬の受け止め方は必ずしも「自分の行動」と結び付くとは限らないんですよね。

自分の行動とは無関係に前述の叱られた理由を「時間」とか「場所」、更には「音」とか私達の想像を超える他の色々なことと結び付けて覚えてしまう可能性が考えられるんだそうです。

例えば、「音」と結び付けてしまった場合、

レジ袋のガサガサという音がすると⇒叱られる

炒め物の音が聞こえると⇒叱られる

なんてことも起きてしまう可能性もあるんですね。

とにかく、我々の想像を超えた受け止め方が考えられるそうですよ。

このことは、「犬の行動と心理」平岩米吉著(築地書館)に載っていますから、興味のある方は是非、読んでみて下さい。

あと、こんな事例を読んだこともあります。

ある識者のもとにある男性から愛犬に関する相談があったそうです。

<相談内容>

「自分の犬はいつまで経っても『トイレ』を覚えず、トイレを失敗する度に叩いて庭に放り出すことを繰り返しているのに一向に改善されない。本当に馬鹿犬で困る」

<識者の答え>

「馬鹿犬だなんてとんでもない!あなたの犬は賢いですよ。庭に出たい時にどうすれば良いのかをマスターしている位ですから。」

ジャン、ジャン!

まさか、皆さんのお宅でこんなことは無いですよね。

でも、似たようなことは多いと思いませんか?

「罰」を与えているつもりで、「何かを教えている」「犬の欲求に応えている」なんて方は世の中には結構いると思いますよ。

欲求吠えをしている仔に声を掛ける、なんてのは典型ですよね。

これまで、このブログでも結構書いているのでお分かりだと思いますが、自分の気持ちを明確に愛犬に伝えることが出来ないと、そんな事が起きてしまったりするんですよね。

じゃあ、一体、どう愛犬に接したら良いのか?

どうやって叱るのが良いのか?

まあ、この答えはこれまでに何回も書いていますし、今回もまた長くなって来ましたから、この続きは改めて書くことにしますね。

少しだけ簡単に書くなら、「愛犬に自分の気持ちを分かりやすく伝える事」が一番だと思いますよ。

「嫌な事は嫌!」「嬉しい時には素直に喜ぶ」って感じですよね。

「喜怒哀楽」は分かりやすく伝えましょうね。

もしも、このブログを読んでいただいている方で「愛犬の行動で悩み、どうしていいか分からない」なんて方がいらしたら、ご遠慮なく連絡してくださいね。

出来るだけ具体的な内容をメールしていただければ、助かります。

ということで、次回もまた、何か面白い話題やお役に立ちそうなことを書きますね。

次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージは、Wan’s LifeHP http://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバー全員で応援しますからね。

何といっても「三人寄れば文殊の知恵」と言いますから。

力になりますよ!

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コメント

こんにちは。
ご無沙汰しています。
今日はブログを読んでいて、ププッと笑っちゃいました。
私たちが罰として与えてることが、もしかしたら
わんわんがしてほしいことなのかもしれないかも。
なんて考えたら、わんわんの思う壺。
私たちがしつけられてますよね。
やっぱり、わんわんは賢いです。

<sumodzさん>
お久しぶりですね~
お元気でしたか?
私達の想いが伝わらないこともあったりするんですよね。
何故ですかね~、困ったもんです。

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