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2008年7月 7日 (月)

噛む!

さて、今回は「噛む!」と題して書きますね。

何か衝撃的なタイトルですが、実はこれ、私がお話を聞く中で一番多い「悩み事」なんですね。

とにかく「噛む!」が一番多いです。

でも、必ずその後に続くお話が「家では良い仔なんです。でも、スイッチが入ると・・・」って感じが定番ですね。

まあ、今までも色々な「治し方」を書いて来たので、少しはお役に立てているのかな?とは思うんですが、今回は、もうちょっと科学的なことを書きますね。

そんなもんかな?位に受け止めていただければと思います。

よく「犬の社会化」という言葉を聞くと思うんですが、これは単純に書けば「馴れる」って感じですね。

犬は生まれてしばらくすると母犬や一緒に生まれた仔達との生活のなかで「犬社会のルール」を学んでいきます。

この中で自分以外の生き物=犬ですね、との社会化をします。

簡単に書くと、この時期に犬同士の遊び方を覚えていきます。

まあ、「噛む」にしろ許される「程度」を学習するんですね。

もちろん、母犬からも色々なことを学びます。

母犬は授乳期に仔犬たちを「噛んだり」「舐めたり」します。

ちなみにこの時の母犬の「噛む」ということの頻度が後々の仔犬の「噛む」傾向を強める結果につながるという考えもあります。

母犬に数多く噛まれた仔は噛む傾向が強くなる、一方、仔犬を噛むことなく舐めるだけの母犬に育てられた仔は「人との社会化」も上手く行くとも言われています。

また、「吠える」とか「噛む」傾向は遺伝する、とも言われています。

でも、通常これは全て「私達の所へ来る前」のことです。

通常、私達には「分からない」ことなんですね。

だから、このことを気にしていても仕方がないと思うんです。

確かに科学的には生まれて12週までに「人との社会化」をしない場合、その後の社会化は極めて難しいと言われています。

また、この時期に出会わなかったものについて「闘争や回避」の対象となる傾向が出るとも言われています。

でも、現実には私達の愛犬がそのような「犬や人から隔離された暮らし」をしてきたとは考えにくいですよね。

野生動物を迎える訳ではないんですから。

だから、色々な「本」に書かれていることを気にする必要はないと思いますよ。

考える必要があるのは、今、現実に目の前にいる「仔」の将来だけですよね。

今回もまた、前置きが長くなりましたが、いよいよ本題に入りますね。

一口に「噛む」と言っても「原因」は様々ですよね。

場合によっては、対象も様々なのかも知れません。

「人」であったり「犬」であったりします。

でも、ここで忘れないで欲しいのは、元々「攻撃的」な仔なんてめったにいない!って事なんですね。

先程も書いたように通常は私達の所に来る前に「犬」とも「人」とも社会化は済んでいます。

だから、最初から攻撃目的で噛みに行く!なんてことは有り得ない、位に考えるべきなんですよね。

ただし、社会化がされていない生き物、代表的な生き物は「猫」ですが、これについては、「闘争」という選択は容易に考えられますし、元々持っている「狩猟本能」が目覚めることも十分に考えられる訳で「犬」や「人」とは同次元では考えられないですよね。

よく「本」に書いてある通り、先に「猫」がいた場合には同居も難しくない、ってことにつながるんですね。

余談ですが、こんなことがあって、羊の番犬として有名な「マレンマ」という犬は、決して羊を襲うことのないように幼い頃から羊の中で育てられるんだそうですよ。

話を戻しますね。

だから、他の生き物は別として、「犬」や「人」との関係で「最初から無理」は有り得ないと思いますよね。

そうなると噛むようになった原因は、後天的なこと、つまり私達との生活の中で学習されたことだと考えるべきではないでしょうか?

そして「原因」さえ分かれば「治す」ことは、たとえ時間は掛かったとしても不可能ではない!ってことになるんですよね。

まあ、そうは言ってもフレブルの場合には、母犬との暮らしが極端に不足していたり、兄弟犬が少なくて「犬との遊び方」もきちんと学んではいないのかも知れません。

でも、それは私達「飼い主が補ってあげれば良い事」なので、決して不可能ではないですよね。

必ず、努力は報われると考えて下さいね。

ただし、「噛む」という行動には、あと、もう一つ重要な要因があります。

それは「犬の本能」と言われる部分です。

もちろん程度の差はあるでしょうが、多くの仔に「狩猟本能」もあるでしょうし、「縄張りを守る本能」もあると思います。

これが原因となって「噛む」ことも考えられるんですね。

例えば、散歩中に見知らぬ人に出会ったとします。

その方が何の挨拶も無しに不意に愛犬の目の前に手を差し出したら、愛犬が噛んでしまった、なんて場合です。

一般的には原因は二つ考えられますよね。

一つは、怖くて噛んでしまった。

この場合、愛犬は「リード」でつながれていて、逃げようが無いわけですから「恐怖」から「攻撃」になった訳です。

もう一つの考えられる理由は、その方を「侵入者」と見なして、自分の縄張りを守るために噛んでしまった、ということです。

この場合、飼い主さんも「自分の縄張り」の一部となっているんですね。

簡単に思いつく理由でも2種類あるんですよ。もしかしたら、その両方が原因なのかも知れません。

こう書くと「益々、原因が分からなくなる」って言われるかも知れませんが、ここで肝心なのが「犬の性格」になるんですよ。

でも、これがまた「本」には、難しく書いてあるんですね。

ある本には、「服従的、友好的ポーズを取りながら近づいて来て『噛む』場合もある」なんて書いてある位ですから。

結局、研究者レベルでも「噛む」行動については、「これが原因」なんてのは分からないんですね。

難しく書いてある本には「脳の・・・」なんて事も書いてありますが、そんなことは「見た目」では分からないわけで、最終的には誰かの「判断」になるんですよね。

では、誰が一番正確に判断出来るのか?

この答えは簡単ですよね。

「飼い主さん」以外には有り得ないですよね。

「うちの仔は上機嫌」、「何が好き」、「嬉しいときには・・・」etc

全てのことを知っているのは獣医さんでも訓練士さんでもトレーナーさんでもなくて「飼い主」なんですよ。

だから、自信を持ちましょうね!

それでも不安な方のために敢えて書きますが、犬の性格を大別すると「支配的」「服従的」に分かれます。

でも、これにもTPOがあって、例えば「家では支配的だけど外では服従的」なんてこともあります。もちろん、その逆もありますね。

まさに「人間的」でしょ。

だから、飼い主=家族でなければ分からないことだらけなんですよ。

ここで先程の「例」を少し補足しておきますね。

まあ、「縄張りを守るため・・」の場合、事前に「吠える」「威嚇」もあるでしょうから、実際には考えにくいとは思いますね。

だから、実際には「怖くて噛む」が多いと思います。

ついでによく相談コーナーで見かける「飼い主さんを本気で噛む」なんてケースについて書きますね。

結論から書くと私は「そんなことは有り得ない」と思っています。

愛犬が一度でも「噛む事」で自分にとって望ましい結果を得てしまった場合、「噛む事」で何かを得ようとする事は繰り返す可能性があると思います。

でも、これはあくまでも「抑制された噛みつき」であって、決して「本気噛み」ではないと思いますよ。

では、何故?「本気噛み」と思える位に噛んでしまうのか?

これは、想像ですが、多分「本能が目覚めてしまう」ってことだと思いますね。

最初は軽く噛む、この段階では「抑制された噛みつき」ですね。

でも、噛まれた方の反応が犬を興奮させてしまい「本能が目覚めてしまう」なんてことではないのかなあ?って思います。

アメリカにおける「子供の死亡事故」の原因は、これが一番だそうです。

だから、逆に書くと最初から「本能に基づいて行動している場合」には、かなり「危険」だということになりますね。

典型的な例が何かを守ろうとしているとき。

「フード」とか「おもちゃ」なんかも対象となると思います、というよりこれが一番多いのかな?

こんなこともあって「訓練とはすべからく『本能』を抑制するためにするものである」と書いてある本もある位なんですね。

まあ、このことの「治し方」は以前書いたので、今回は書きません。

でも、とにかく愛犬の「性格」や「行動パターン」を理解しているのは、飼い主以外には有り得ない訳ですから、「噛んだ」って行動だけを見て短絡的に「攻撃的」だなんて思わないで下さいね。

愛犬には愛犬なりの「理由」があるんですから。

物言わぬ彼らの「気持ちを理解する」ことこそが、問題行動改善の第一歩であることをお忘れなく!

さて、今回はこれで終わります。

次回もまた、皆さんに楽しんでいただけるような事、お役に立ちそうな事を書きますね。

ということで、次回もまた、乞う、ご期待!

さて、ドッグランについてのお問い合わせ、私へのメッセージ、愛犬に関する悩み事等何かあれば、

Wan’s LifeのHPhttp://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバーみんなで応援しますからね。

ご遠慮なくどうぞ!

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