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2008年7月10日 (木)

卒業!

さて、今回は、最初に前回の補足説明から書きますね。

前回の「例」の中で、「太郎」の走ることについて、敢えて説明はしかなったんですが、実は、単に「走る」と言っても他の仔を挑発する走り方もあるんですよ。

その点を誤解されないように「太郎は他の仔に関係なく単独で走る」という設定にしたんです。

一応、蛇足かも知れませんが書いておきます。

それともう一つ。

これは「苦言に近いこと」かもしれませんが、「犬同士の遊び」について、もっと理解してあげるべきだと思いますよ。

皆さんは初対面の方と何の警戒心もなく一緒に楽しく遊びますか?

すっかり気を許して遊ぶことが出来ますか?

多分、無理ですよね。

当然に「警戒心」もありますよね。

犬だって同じだと思ってあげましょうよ。

そして「犬同士の遊び」の場合、往々にして「喧嘩ごっこ」もあるし、多少の怪我もあることを理解してあげて下さい。

決して、自分の愛犬以外の仔が全て「遊び上手」だなんて幻想を持たないで下さいね。

これまでに何回も書いて来たように「お互いに苦手」の可能性の方が高いと考えた方が無難ですよ。

それにも関わらず、前回も書いたように飼い主さんの願いというのは、実にハイレベルなことが多くて、実際には私達ですら「そこまで頑張りますか?」って思うことが多いんですよね。

でも、皆さん異口同音に「頑張ります!」ってなるんで、私達も「じゃあ、やりますか」となるんです。

結果的に既に「卒業」した仔達も引き続き「修行の身」になって行くんですよね。

本当は「修行するのは飼い主さん」なんですけどね。

だから、そんな飼い主さん達は、私達管理人に「説教」ばかりされるようになっちゃうんですね。

とにかく「目指すレベル」が高いんですから、仕方ないですよね。

頑張ってもらうしかないです。

ということで、今回のテーマ「卒業」について書きますね。

私達のドッグランではこれまでに3組の卒業生が誕生しています。

ワイマラナーのサラ、ラブラドールのトレジャー、フレブルのショコラです。

特にショコラは先週の日曜日に卒業したばかりです。

3月2日から通い始めてもらい、17回で卒業です。

ほぼ毎週、それも毎回午前中から日没まででしたから、ご家族一丸となって頑張った結果だと思いますね。

本当に良かったと思います。

目出度し、目出度し、じゃんじゃん・・・

とはならないんですね、これが。

多分、私達のドッグランの卒業生3組の方は、何故「卒業」なのかよくは分からないと思うんですよね。

前の卒業生は今ならもう分かっているかも知れないんですが、少なくとも今回の卒業生のショコラ家は「???」状態だと思います。

私の想像では、ご家族の正直な感想は「卒業でいいの?」って感じだと思うんですよね。

「かなり成長しているので、良くなっているのは間違いない!でも、「卒業」の「基準」とか「目安」が分からない」って感じでしょうか?

でも、これが間違いなく十分に「卒業に値する成長」を見せてくれていたんですよね。

既に結構前から。

私達管理人の間では、「いつ卒業にしようか」なんて会話をしていたんですね。

まあ、もったいぶっていても仕方がないので、ここで私達の考える「卒業」の基準を書きますね。

ご自分の愛犬が何か問題があると思っていらっしゃる方がいたら、一つの目安にしていただければと思います。

最初のチェックポイントは、ドッグランという日常生活とは違った環境の中で「落ち着いていることが出来るか」ということです。

そして「落ち着く」とはどの程度のことかと言うと、基本的には「ドッグランの中で、きちんと飼い主さんを意識出来ているか」ということです。

犬付合いが苦手な仔の場合、自由に動き回る仔達の中に入っただけ、場合によっては、入ろうとしただけで「興奮の極致」になってしまい、飼い主さんの「声」も全く「耳に入らない状態」になってしまうんですね。

首筋から腰にかけて「フケ」だらけなんて状態になりますね。

先ずは、そこからの脱却を目指すことから始めます。

最初は、どんな時でも「飼い主さんと一緒なら大丈夫」ということを理解させることから始めます。

そのためには、ワンコ自らが飼い主さんとの「アイコンタクト」を求めるように導く必要がありますよね。

何と言っても「飼い主さんの声が耳に入らない状態」なんですから。

先ずは、飼い主さんに注目する習慣を作らないといけないですね。

方法はそれぞれの仔によって違いますが、前述のショコラのケースを例に説明しますね。

私が飼い主さんに最初にお願いしたのは「とにかく、お家では甘やかすこと、絶対に叱らないで下さい。そして、一緒にたくさん遊んで上げて下さい」ってことです。

こうするとワンコは、日常生活の中でどんどん飼い主さんを意識するようになります。

飼い主さんに対する積極的な欲求が出て来ることもあると思いますね。

「遊ぼう、遊ぼう」モード全開なんてことも多くなるかも知れません。

こうなって来るとパパ、ママ大好きモードが多く見られるようになります。

当然、ワンコからの積極的な「アイコンタクト」が出来るようになってきますよね。

ショコラの場合には、こうしてお家での生活を見直してもらいながら、ドッグランでは、ショコラ専用スペースを作り、先ずは、ゴル男とだけで空間を共有することから始めました。

当時のショコラの場合、リードオフされた瞬間に他の仔に猛ダッシュ!「吠える」「噛む」が始まり、とにかく、直ぐに戦闘モード全開!

でも、そんなことを繰り返しながらも、徐々にお家での努力が実ってきて、パパやママの声も届くようになり、専用スペース内でゴル男に挑む回数も減ってきました。

そして、いよいよ本格的な「リハビリ」を開始。

先ずは「管理犬」と一緒に「何もせずにただ一緒にノーリードで過ごすこと」から始めます。

この際、ショコラが突進するようなら「大声で制止」を試しました。

きちんと止まれますが、同じ事を繰り返す傾向はありました。

でも、それも最初にうちだけで、その日のうちに管理犬達とは、ごく普通に過ごせるようになりました。

次は、いよいよ、他の仔達とも何事もなく過ごせるようにする段階に来ました。

ここからが、「叱り時」に突入です。

最初は自宅で「叱らないこと」をお願いしました。

「叱らない」ということのポイントは「叱ることの効果を高めたい」からです。

普段、お家では優しい飼い主さんが「何かをした時」だけ叱る。

ワンコにこの「何か」を理解させることが何よりも重要なんですね。

こうして「ピンポイントで叱ること」によって、ワンコに「してはいけないこと」を明確に教えることが出来ますし、日常生活でも飼い主さんとの関係の見直しにもつながるんですよね。

大体、多くの方は、愛犬を叱るよりも楽しく遊ぶことの方を好みますよね。

何といっても「楽しい」ですから。

さて、卒業の結構前からショコラは、ドッグランで飼い主さんの存在を忘れることはなくなりましたし、飼い主さんの声での制止も聞けるようになっていました。

最後に残っていた課題は「してはいけないこと」をショコラ自身が理解することだけだったんですね。

これが出来ればもう完璧ですね。

そこで、そのことをショコラ自身に理解させるために「叱ること」を実践してもらいました。

直ぐにショコラは、「攻撃的な部分」は全くなくなりましたし、せいぜい「好奇心」や「遊びへの誘い」から「ちょっかい」を出す程度になりました。

全て点の普通のやんちゃな仔レベルになりました。

だから「卒業」なんですね。

まあ、今でも先方の仔の出方によっては、「闘争モード」になることもありますし、「好奇心」にかられてちょっかいを出すこともあるかも知れません。

これを回避することも「止めるタイミング」や「叱るタイミング」さえ間違えなければ、決して難しいことではありません。

でも、それをショコラ自らが理解して、何事も起きないようにするためには、残された課題がもう一つあります。

これは、彼女の課題、というよりパパママの課題です。

どうするのかと言うと、いつでもどんなときでも、何よりも「パパママが一番」ということをショコラが理解出来るように教えてあげなければいけないんですね。

「遊び」「好奇心」、全ての誘惑よりも「飼い主さん」を選ぶように導いてあげなければいけません。

そして飼い主さんの意向を感じ取って、行動する。

これが出来るようになれば、どんな仔達と一緒にいても間違いなく何の問題も起きません。

前回、私は、スーパー家庭犬の条件を「我慢が出来る」「常に飼い主の指示を確認する」「飼い主の意向をきちんと理解する」って書きました。

実は、これは全て飼い主さんとの関係が確立されていること、言い換えればしっかりとした「絆」を築くことが出来なければ、絶対に不可能です。

私達の愛犬は特殊な訓練を受けたわけではありませんし、皆、ごく普通の仔達です。

この仔達にハイレベルな事を期待するのですから、これは飼い主さん自身が自ら考え出した方法で作り上げて行くしかないんですよね。

皆さん、頑張ってくださいね。

もちろん、私もゴル男もまだまだ発展途上です。

頑張ってゴル男との「絆」を築き上げていきたいと思っていますよ。

だから、「見て、触れて、一緒に遊ぶ」を実践しています。

毎回、恒例になって来ましたが、今回も異常に長くなってきましたね。

今回は、この辺で終わります。

ということで、次回もまた、乞う、ご期待!

さて、私へのメッセージ、愛犬に関する悩み事等何かあれば、

Wan’s LifeのHPhttp://wans-life.org/の相談室からお願いします。

私のみならず、メンバーみんなで応援しますからね。

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コメント

ゴルパパがおっしゃるようにあの日が「卒業」の日で
良かったの???と正直思いました。
(まぁ、そんな事を思う時点でダメ母ですねcoldsweats02
いつか、「卒業」の基準をお聞きしたいとも思っていました。
こぉやって、文章にされるといかに私はショコラに対して
勝手な理想を押し付けようとしているのか・・・

でも頑張ってやってみたいと思います。
お説教されることも承知の上でやっていくので
よろしくお願いします。

<ショコラママさん>
ハハハ、やっぱり!
でも、ちゃんと「卒業」なんですよ。
とにかく、「タイミング」ですよ。
「何故、分からないの?」ではなくて
「分かりやすく導く」が大事です。
「叱る」より「誉める」
「叱るときは、しっかり叱る」
理解できたら「きちんと誉める」
決して忘れないで下さいね。

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